持続可能なまちは小さく、美しい 上勝町の挑戦

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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761512453

感想・レビュー・書評

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  • コミニュティビジネスの最先端を行く上勝町の町長自らが書き下ろした一冊。

    真善美とは、調和させるものではなく、常に追求するもの。

    この言葉にインスパイアされた笠松町長は、常に町の事業が真善美を追求出来ているものかを計りながら意思決定していたらしい。

    ゴミ問題や税収問題、道路問題や雇用問題など
    様々な視点から考えなくてはならないまちづくりにあって、何かゴールを設けてそれに帳尻合わせるように事業を進めたくなるのは、誰もが同じような状況ではないだろうか。

    けれど、本質的なまちづくりとは、答え合わせのように帳尻合わせをしていくのではなく、ゴールから逆算して物事を捉えて、自分達との距離感をいかに測って、何度も何度もベクトルを確認する事だと認識させられた。

    掴みたくなるゴールではなくて、
    追い続ける姿勢こそがまちづくり。

    その姿に人は美しくさと強さを覚えるのだと思う。

  • 非常におすすめです。
    読み終わって、タイトルが非常に心に染みました。

  • 葉っぱを売ることで活性化したと有名になった上勝町の話。葉っぱの話はその様々な改革の中の一つのエピソードに過ぎなかった。自然環境・人口問題をはじめとする様々な問題に直面している日本ですが、その中でも深刻な地方の過疎化、限界集落などの問題。これに様々な創意工夫と町民が一致団結することで真っ向から立ち向かう川勝町の姿。
    何気なく受益している海外から来る製品・サービスにより、様々なエネルギーが浪費され、さらには日本の国土環境に必要な健全な森林を維持する林業を衰退させ持続不可能な状況まで来ている現状。
    「株式会社もくさん」という木造住宅を建築する会社まで設立し、パネル化で省力化し低コストで国内産の杉を大量に使った家を建てられるまでにした努力。脱帽です。ちょっと生ごみの家庭用コンポーザー検討したくなりました。
    木の家、あこがれます。

  • 県立図書館。
    2011/06/17
    2012/04/04 再読。

  •  「葉っぱビジネス」で知られた、徳島県の上勝町という小さな町の物語。


     まず、その内容に圧巻。

     テレビ等で30分や1時間程度、サラッと見ただけでは、たまたま葉っぱを料亭に卸すのが当たっただけか?と思っていた自分でしたが、なんのなんの。中には様々なアイディアと実行力が山のように書かれております。

     中でも、「失敗」とか「赤字の垂れ流し」といった表現と親和性の高い(?)第三セクター。上勝町での事例を見てみてください。非常に意義深く、「やると決まったからやるんです。疑問を今更言われても」みたいな感じではなく、「そうだ!それだ!やろうやろう!」みたいなアイディアの詰まった事業を行なっています。素晴らしい!

     中に書かれている事が、ことごとく、おそらくは地方自治体の関係者の方であれば「ギクッ」としてしまうような、自治体がジレンマ抱えていてどうしようもないんじゃないかと思っている事が書かれていて、しかもそれをなんとかクリアしようと考え、実行に移している。


     ○○3.0、という言葉が非常に多いですが、さしずめ上勝町は、「まち3.0」だと思いました。絶対読むべき一冊です。

  • なかなか面白い。


    著者が二人なこともあって文体に一貫性がないし、技術開発が世界を救う的な発言も目立つ。
    見通しが曖昧だな、何が根拠だ?と思う点も結構ある。(企業も準備期間がきちんとあればエコ転換に対応するとか)


    私がこの手の本に示して欲しいことはひとつ。
    大量消費社会を表す言葉「本当に必要な物しか買わなければ経済は発展しない」にどう対抗していくのか。


    本書は答えになっていない。
    しかし現実に真っ向から挑んでいる。行動して一定の成果を上げている点は十分過ぎるほど素晴らしい。

  • 本当に面白い本は、あっという間に読んでしまいます。本書は葉っぱビジネスで有名な徳島県の上勝町の町づくりをまとめた本です。その持続可能な社会を目指す取り組みは大変勉強になります。

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