つくること、つくらないこと: 町を面白くする11人の会話

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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761512958

感想・レビュー・書評

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  • この書籍を読んでて最も刺さった話。哲学者の鷲田清一さんの話。
    「公園は上手にひとりきりになり匿名になれる場所。京都という場所は公園がない分、喫茶店やバーが機能している」公園で物思いにふける時間、散歩の時間って都市生活者には重要。
    蛇足だけど、以前、私が住みたい都市という書籍で、建築家と社会学者が対談したものがあった以降、社会学者の人たちの凄さを感じた。彼らと30代を過ぎたあたりで話を聞いてみると、本当気づかされることあるように思う。

  • 書棚に見当たらず、どなたかお持ちですか?

  • ハードとソフトのまちづくり

  • 街・都市計画には、ハードとソフトの融合が必要だとよく分かる対談集。すでにあるハードを効果的に利用するためや、新しいハードを作るときに利用者が使いたくなるものにするために、利用者にあたる地元住民とともにワークショップなどを通じて作っていくことを説いている。私もぜひやってみたいと思っている。その土地にある何気ない田園や山林、旧跡にスポットを当て、うまく活かすことや再生することで、土地への愛着を高めて住みたいと思う街が増えることに貢献してみたいと感じた。

  • 対談(鼎談)集という形態がはたしてどうかな(軽すぎるかも、とか、芯がないかも、とか)と思っていたが、読んでみると単純でなく、ちょっと奥深い本。

    通底しているのが、ランドスケープデザインにおける「ハードとソフト」ということで、ハード派の長谷川氏とソフト派の山崎氏が「二人での葛藤」をする中、三人目を巻き込んでヒントを得よう、というスタイル。これが面白い。山本理顕の『つくりながら考える/考えながらつくる』にも似た魅力が放たれている。

    つまり、(元々は)雑誌向けというやわらかい文章でありながり、ハードだけでなくていかに市民との関係なり状況(コト)なりをバランスさせていくか、というとても本質的なところがズバズバ話されていて、良いのだ。
    山崎亮の仕事は本書のなかで「状況づくり」「物語づくり」等と表されているが、そんな山崎さえも、「アンチハード」という最近の学生の傾向には危惧を抱いていると話していて、ニヤッとさせられた。

  • 皆枠にはまらない面白い視点を持った人ばかり。

  • 京都駅の大階段のパブリック性
    責任の所在が運営とかけ離れたことによる規制
    →公共空間の窮屈さは民間施設でも同じ原理で生まれてくる。

    早稲田大学大隈講堂前
    かつては車座で酒が飲めたし、ばか騒ぎができた。

    シビックプライド、帰属感

    ハコモノ行政という批判は物語のないただのモノだから

    賑わいだけではなく、思い思い、たたずむ、居合わせるなどの創出?

    公共空間は役所の私有空間だと思っているのではないか。
    所有と利用を分けるのではなくて、利用を重ねていくことである種の所有権が発生する。
    民間のデパートも、タダて借りてほしいとなれば公共空間となる。
    維持管理のため、デザインのために空間が「稼ぐ」ようにする。

    再開発は大衆を相手に?モチベーションクライシス
    効果的と効率的

    複数のコミュニティに属する。逃げ場。
    コントロールできなコト、モノをデザインする。
    外の視点。視点の差し込み。

    空間の最大化ではなく価値の最大化
    クライアント=ユーザー
    →再開発のクライアントとは?計画部が社内クライアント化することの是非

    パブリックの居心地 Alone together

  • 公園のあり方で、講演に色が出ても良い、特定の人は使わない、特定の人が使うための公園設計でも良いという考えは新鮮だった。
    ワークショップで何がほしいかをきくのではなく、何でそれがほしいと思ったのかを聞きたい。
    地縁型コミュニティと農村型コミュニティ、都市型コミュニティとテーマ型コミュニティは似ているが違う。
    農村型コミュニティは自分を中心とした同心円で広がるもの、都市型コミュニティは個人が確立した上で、言葉や理念でのつながりをイメージする。

  • テーマの重さの割に、サクッと軽く読めるのが、良かった。

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