日本一のローカル線をつくる: たま駅長に学ぶ公共交通再生

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  • 学芸出版社
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761512996

感想・レビュー・書評

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  •  ローカル線再生請負人というか地方交通活性化の旗手というか、知る人ぞ知る両備グループ総帥小嶋さんの地方交通論。さすがに現場の第一線の人なので内容はいちいちごもっともで共感する部分が多い。項目立てが区切られていて読みやすいのもいい。ただ、華々しい成果である和歌山電鐵再生のくだりなどの具体的成果の部分は自己宣伝臭が多少鼻につく。まあ本人が書いているのだから仕方ないか。大都市圏の繁忙区間を除いた地方公共交通など一私企業として採算をとるのは至難の業なのはよく理解できる。国や自治体がもっと当事者意識をもってしっかりと運営管理に乗り出さなくては地方創生などおぼつかない。たま駅長が美談として語られるようではお先真っ暗だ。国交省の大臣や役人にしっかり読んでほしい本だ。

  • 【No.279】たま駅長の生みの親、小嶋光信さんの本。

  • タイトルにつられて手に取ってみた本ですが、いい意味で期待を裏切られ、大変勉強になった本でした。
    現在の法律では都市部の交通にしか恩恵がない理由、補助金の善し悪しの事等々、いろいろと考えさせられることが多かったです。

  • 猫のたまが駅長さんになったことで有名になった和歌山電鐡。しかし、その裏にあった努力の数々。儲からないのが当たり前と言われる地方の交通事業。なぜ、そうなってしまったのかを述べつつも、ピンチをチャンスにしてきた著者の前向きさに驚かされる。どうして、猫のたまが駅長となったのか?たま駅長の駅長帽は、ミシン三台破壊してできた?!などなど、へえ~というエピソードも。著者の「知って、乗って、住んでもらう」という戦略。交通機関が地域住民と密接な関係にあると改めて考えさせられる一冊。

  • 成功者ゆえ、説得力は大きい。すべての地域で当てはまるわけではないだろうが。

  • 和歌山電鐵のたま駅長が見出しにはなっているが、
    公設民営で成功した津エアポートラインの事例も
    載っている地方公共交通再生の鏡のような本。
    各種規制の不合理とアンフェアーな規制撤廃、
    中でもツアーバスのことも触れられていて、
    この度の悲惨な事故を予見していたかのよう。

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プロフィール

両備グループ代表・CEO。同グループの多くの社長を務め、地方公共交通の再生に力を入れている。2006年、和歌山電鐡を設立し、「たま駅長」などの面白いアイデアで再建を進める。たま駅長たちへの愛情にもあふれている。

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