藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

  • 学芸出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761513092

感想・レビュー・書評

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  • 山崎亮氏の本は数あれど(あり過ぎて全てフォローできない)経済学の視点から眺めるのは異色なので購入しました。
    なぜ経済規模の小さな町で人々が幸せそうに暮らしているのか。昔からのストックがあるから。税金が発生する行為が少ない(サラリーマンが少ないので源泉が曖昧、物々交換、、)ため経済規模が小さく見える。が結論でしょうか。
    対談を収録した本は大抵の場合、読みやすいですが結論は見えにくいです。

  • 物事の表面をなでるような対談が続く。
    著者に興味があったので手に取ったが、経済とはどのようなシステムなのか、その”ありよう”を問いかける内容だった。両氏がどのような人物なのかを知るには、良いきっかけになる本だと思う。

  • すごくおもしろかった!!!
    「地方でいきること」がとてもたのしみになる本

  • 地元愛が生まれる本。
    海士町には行ってみたい。
    そして地元の子供たちを連れて行きたい。
    同じ離島でも甑島は地元を愛していなかった。
    良かった時代を引きずって、後悔ばかり聞かされた。
    徳之島は元気だった。
    しかし住んでみたいのは甑島だったのはなんだったろう?

    人口政策は古いといった恩師の言葉も思い出した。
    藻谷さんの話は非常に面白いし、とても良い本だった。

  • 社会の「財」の捉え方。
    フローとストックの総体で評価すると言う事。
    グローバリズムと自由化を「僭称」する新自由主義者へのリージョナルな世界からのカウンターとし実践の可能性。
    手をつなぐべきは誰なのか。
    闘いの思考にはかかせない視点を含んだ良書。

  • 読みやすかった
    経済成長率、経済指標=平均点の高いクラスに入ったら自分の成績が上がるかどうかということ

  • 自分がいわゆる地方出身、現在都市部に住んでいるので、今後の人生を考えさせられる一冊でした。


    都市部にはおもしろい事が多数ある反面、暮らしにくい部分も多々あり、今後今以上に地方が発展し、日本に多様性が生まれ、おもろい国になるチャンスがあるのかなと、明るい未来を想像したくなる一冊でした。

  • 地域のコミュニティデザインをしている山崎亮と、藻谷浩介の対談。

    経済成長し続けないと、果たして幸せになれないのでしょうか??
    地域には経済の数字に表れない豊かさやストックがある、と言うことを、一つづつ数字を見ながら丁寧に説明してくれます。

    隠岐の島の高校留学などかなり魅力的です。行くのは子どもだけど・・。

    日本が老人的鬱の論調に包まれている中、前向きになれる爽やかな一冊でした。

  • 気鋭の経済学者とコミニュケーションデザイナーの「地域の豊かさ」を通して、「これからの経済と豊かさ、お金」を問う対談。
    ともに現役で地域に関わる2人の対談なので、実感を伴った考察や提言が並ぶ。藻谷氏の物議を醸す辛辣さもここでは影を潜め、明るいトーンで「自給自足の豊かさ」「バブルまでため込んだ日本の物的、文化的ストックの価値」を語り、未来の希望を肯定的に語る。
    明るい気分になるし、自分でも未来を考えたくなる内容だが、少し物足りないのは、やはり地方や高齢化とは切り離せない医療に関する話題が出なかった事。
    次に同じ筆者の論を読む時には是非そこんとこ期待したい。

  • ・日本が一度バブルを経験して豊かさが国内の隅々まで行き渡った
    ・90年代半ばに日本人の豊かさがとうとう、あるクリティカルポイントに到達
    ・限界効用の逓減…年収が伸びてくることで個人も社会もどんどん豊かになるけれど、ある程度のポイントを過ぎたらそれ以上年収が伸びても豊かさの実感はさほど感じない
    ・GM:現場を読まない人、SY:数字を読まない人

    ☆なぜ国を作って運営するの?
    それぞれの価値観は違っても、それなりに幸せに暮らすため

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著者プロフィール

1964年、山口県生まれ。㈱日本総合研究所調査部主席研究員。1988年東京大学法学部卒、同年日本開発銀行 (現、㈱日本政策投資銀行)入行。米国コロンビア大学ビジネススクール留学、日本経済研究所出向などを経ながら、2000年頃より地域振興の各分野で精力的に研究・著作・講演を行う。2012年度より現職。政府関係の公職多数。主な著書に『実測!ニッポンの地域力』(日本経済新聞出版社)、『デフレの正体』(角川oneテーマ21)。

「2012年 『藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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