地域×クリエイティブ×仕事:淡路島発ローカルをデザインする

制作 : 服部 滋樹  江副 直樹  平松 克啓  平松 克啓  やまぐち くにこ 
  • 学芸出版社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761513573

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  • 淡路島で"仕事"をつくる「淡路島はたらくカタチ研究島」の取り組みを中心としたプロジェクト紹介。スーパバイザーから島の人、移住者など様々な人の視点で、どうやって淡路島で"しごと"を作ったか、働きながら生きてきたか、が語られる。どのエピソードも、思いがあふれてくる感じ。
    島の人は昔から、一つの"仕事"ではなく、米や野菜をつくり、時には魚や海藻をとり、ものづくりをしたりと、複数の"生業なりわい"を持っていて、一つがダメでも追い詰められることがない。このプロジェクトでも、"くらし"と"はたらき"の垣根がない島の感覚に魅了され、都市から移住してきた例も多いようだが、その気持ちがよくわかる。

    講師の視点で登場する"青木将幸ファシリテーター事務所"の青木さんのこのエピソード最高!広げちゃダメだ、広げちゃ!

    以下引用-
    当時、会議のファシリテートだけでは食っていけない状況で、そういう不安もあってら、「あれも、これも、いろいろできますよ」という名刺をつくった。そして、その名刺を配っている間は、あまりファシリテーターの仕事が増えなかった。ある日、名刺の記載をシンプルに「青木将行きファシリテーター事務所」一本に絞ってみた。そういう風に絞って名乗ったことによって、「ファシリテーター事務所を立ち上げた青木さん!」と、はじめて世間に認知され、少しずつ仕事が来るようになった

  • 地域プロジェクトの実践報告をまとめた一冊。ものすごくリアルな内容が詰まっています。

著者プロフィール

服部滋樹/graf代表

「2016年 『地域×クリエイティブ×仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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