- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761513597
作品紹介・あらすじ
お金がない、無関心、旧態依然の組織…環境を嘆くだけでは始まらない。まずは自分から変わる必要がある。まちを経営するという観点で18年闘い続けてきた著者が、まちを変えるために必要な思考と、身に付けるべき7つの技術、そしてまちの活動に参加する段階から継続的な事業マネジャーになるまでの成長プロセスを解説する。
まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なしの感想・レビュー・書評
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地域でいかに稼ぐかということが書いてある。
一人でのボランティア、団体でのボランティア、一人での事業、団体での事業という段階を踏んで経験を積むと良い。
モチベーション維持も一つの技術。
収入からまず利益を引いて、その残りが経費という考え方。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
商店街支援、まちづくりの論客である木下氏の以前の著書です。とはいっても2016年発行ですので、内容は最近のものです。
「地方創生大全」と比較し、実際にまちに入り、どのような活動でいるべきか、何をすべきかを具体的に順序立てて説明しています。そのため、このような立場である人、これから携わっていくかたにとっては、マニュアル替わりになる1冊です。
▼成長プロセスのステップ
・属性:活動→事業
・時間軸:単発→継続
・責任:メンバー→マネジャー
▼まちを1つの会社として見立てた場合の要素
・まちへの流入増加
・まち内部での取引拡大
・まちからの流出削減
▼基本的な技術
①計画
・情報力(情報を集め、検証する)
・論理力(複眼的に分析する)
②事業立ち上げ
・構想力(自分のビジョンを描く、絞った戦略を立てる)
・実現力(プロジェクトを効率的に管理する、やる気を引き出し、良い結果を導く)
③継続
・組織力(みんなで取り組むからこそ失敗する)
・営業力(対象を絞り逆算で開発する)
・数字力(経営に関わる数字を見分ける)
▼共感されるビジョン
・挑戦するに値するという「意義性」
・達成できるかもしれないという「実現可能性」
▼まちづくりにおける戦略策定で重要なもの
・顧客
・競合
・供給
・規制
<目次>
はじめに
第1章 思考編
1.自分から始める時に必要な思考
(1)受け身にならない。常に対案を作る
(2)みんなではなく、自分がどうしたいのか
(3)準備病から脱却し、まずはやってみる
(4)「悩むこと」と「考えること」は違う
2.グループで取り組む時に必要な思考
(1)「自分たちでやる」から、「人に任せる」へ
(2)説得ではなく、結果で見せる
(3)「ないもの」で諦めず「あるもの」で勝負する
3.革新的な事業に地域で取り組む時に必要な思考
(1)いい人になることは二の次にする
(2)再挑戦こそ本当の挑戦
(3)稼ぐことと向き合う
第2章 実践編
1.成長プロセスのイメージ
2.成長プロセスの基本ステップ
3.ステップ別解説
1 単発活動メンバー:自分のウリを持って取り組みに貢献しよう
2 単発活動マネージャー:面白い企画を立てて参加者を率いよう
3 継続活動メンバー:自己管理しながら要領よく動こう
4 継続活動マネージャー:変化にも対応できる継続力を養おう
5 単発事業メンバー:稼ぐための営業力を身につけよう
6 単発事業マネージャー:複数事業を展開し、新たな事業モデルを創り出そう
7 継続事業メンバー:事業の連鎖を生み、構造問題の解決を図ろう
8 継続事業マネージャー:事業手法を体系化し、外とのネットワークを広げよう
第3章 技術編
1.基本的な技術を身につける
2.情報力 情報を集め、検証する
3.情報力 複眼的に分析する
4.論理力 因果関係を整理する
5.論理力 複数の要素を構造化する
6.構想力 自分のビジョンを描く
7.構想力 絞った戦略を立てる
8.実現力 プロジェクトを効率的に管理する
9.実現力 やる気を引き出し、良い結果を導く
10.組織力 みんなで取り組むからこそ失敗する
11.営業力 対象を絞り逆算で開発する
12.数字力 経営に関わる数字を見分ける
おわりに -
著者の経験による街おこしの方法を述べた本。
特に、以下の部分が心に刺さった。
・人の話を聞きすぎる問題。街の取り組みをスタートするうえで重要なことは、まず、自分がどうしたいかを考えること。
・まちづくりで大事なのは、主観のぶつかり合い。「あの人の夢に共感し、ぜひともに推進したい」と思ってもらえる人こそが、上に立つべき立場にある。 -
地域での起業をする人に向けて書かれたハウツー本。案外自分でもすでに実践していることがほとんどだが、これが体系的にまとめられたことに大きな意味があるのだと思う。著者もこの本の中で言っているが、往々にして地域の人々は頑なか、そうでなければ破壊主義者に陥りがちだが、そのどちらでもない第三の道を示す標となる一冊である。自分がプレイヤーに回る/回った時に自戒的に再読したい。
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