地域からのエコツーリズム―観光・交流による持続可能な地域づくり

  • 学芸出版社
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本棚登録 : 34
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761524289

作品紹介・あらすじ

エコツーリズムは何をもたらすか、どう取り組めばいいのか。地域主導のマネジメントにより、主体的な地域づくりに繋がる、自律的なエコツーリズムの実践とその戦略を提案する。

感想・レビュー・書評

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  •  amazonのレビューで、物議を醸している一冊。amazonのレビュアーが、「編著者アンチ / 編著者崇拝」に二極化しているが、はっきり言って、星2つか3つ程度の本だった。
     敷田先生の論文は、これまで色々と拝読させて頂いているが、総じて内容が薄く、読後感がすっきりしない。ある特定の事象を掘り下げるのではなくて、多方面の知識を詰め合わせている感じなので、結局何が言いたいのかがよく分からないものが多い。行政上がりの方だからなのか、博学であるのは分かるが、アカデミックな議論をしているようにはどうしても思えない節がある。
     本書で一番言いたかったのは、「自律的」な「エコツーリズム」を通じて、「環境保全」「観光振興」「地域振興」の3つがバランスよく実現できる、ということだったと思う。ただ、なぜこの3つなのか、他に要素はないのかなど、漠然としていることはどうしても拭いきれない。他にも、(パクリ疑惑のある)「サーキットモデル」たるものを提示して、地域マネジメントの肝を伝えんとしているが、これはPDCAサイクルと何が違うのか、よく分からなかった。
     「エコツアー」と「エコツーリズム」(p. 34)、および「地域づくり」と「地域マネジメント」(p. 155-156)を明確に区分していたり、エコツーリズムの負の側面を議論していた点は、勉強になった。ただ繰り返しになるが、色々なことを盛り込みすぎていて、論点が見えにくかった。また、著者らの語法にも疑問を感ずるところが多く、例えば、エコツーリズムの誕生は、環境保全側と観光事業者間の利害の一致に求めているにも拘らず(p. 48)、わざわざ「地域エコツーリズム」と「旅行業エコツーリズム」を分けて論じている(p. 39)のは、よく分からない。ツッコミどころ満載だが、もうここでは触れないでおく。
     エコツーリズムに興味のある自治体には役立つ本かもしれないが、観光研究者にとってはちょっとイマイチというところだろう。それにしても、エコツーリズムに関する著書の読後感というのは、本当にすっきりしない。快楽ではないモヤモヤが残るなあ、という感じです。 

  • 企画コーナー「追悼- Steve Jobs・北杜夫」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/11/1-12/22まで】

    湘南OPAC :  http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1534609

  • 20101024

  • 尊敬する北大敷田先生の著書。
    これからの北海道は、観光産業です。

    北海道の観光を知る貴重な一冊。

  • 矛盾するエコツーリズム。
    ありのままの自然が目的のはずが、推進すればするほど整備されていくのはとても自然な流れで、そこにはありのままの自然は

    消えてしまう。
    どんな観光。世界遺産のネームバリュー。おそろしい。

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著者プロフィール

北陸先端科学技術大学院大学知識マネジメント領域 教授

「2020年 『はじめて学ぶ生物文化多様性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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