クリエイティブ・フィンランド―建築・都市・プロダクトのデザイン

著者 : 大久保慈
  • 学芸出版社 (2010年11月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761524951

クリエイティブ・フィンランド―建築・都市・プロダクトのデザインの感想・レビュー・書評

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  •  フィンランドのことを話題にする学者の方が過去いて、(どなたか忘れてしまった)、全然フィンランドのことって知識がないなと思って気になっていた。

     この本は、実際にフィンランドで設計をやっている建築家の書かれた本。

     この手の本は、いいとこばかり書きがちになるが、それでも貴重な情報満載。

    (1)これは日本だけ特殊なのだろうが、フィンランドの建築家はエンジニア部門とは切り離されて、デザイン、設計だけをやって、後は、構造関係のエンジニアと会話できる程度の能力を持っていることが要件とされている。(p95)

     日本の建築士は、構造などの技術分野からデッサン、デザインといった芸術の分野までのオールマイティを求められていて、どちらも中途半端な気がするな。

    (2)「土地利用と建築法」によって、国家地域利用目標、地方計画、都市計画、地区詳細計画の4層性の計画で、上位計画が下位計画を拘束する仕組みとなっている。(p79)

     人口が少ないが、大きな国土を持つフィンランドで結構、国の計画目標がきちっと縛っていることに関心がある。日本だとこうはいかないな。分権論者がうるさくて。

    (3)建築行為に対しては、都市計画部局と建築部局の双方が関与する建築許可が必要。(p89)

     結構裁量性のある判断、たとえば地域との調和を建築許可でするそうだが、それを後押しする国民、市民の支援がないとこのような裁量性のある判断権をうまく実施することは難しい。

     なんとなく、まだ、わかったようなわからなかったような状態だが、フィンランド関係都市計画の最初の読書としては大満足。

  • 来年の夏休みは、フィンランドで過ごそうと思う。

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