市民のための景観まちづくりガイド

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  • 学芸出版社
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本棚登録 : 16
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761525392

作品紹介・あらすじ

街に溢れるド派手看板や広告物、高さも形も色もバラバラな建物群…日本のまちはなぜこうなのか?「何とかしたい!」と思うアナタに、日本では数少ない「景観アドバイザー」として活躍する著者がやさしく解説。基本的な考え方から「では何から始めればいいのか」まで、チェックポイントとともに紹介する、日本初のテキスト。

感想・レビュー・書評

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  • 景観の美しさという主観的な評価に基づくものを、出来るだけ客観的で、公共性の高い視点から評価する考え方にとても共感を覚えた。
    本のタイトルにある通り、景観は「市民が」「市民のため」に作っていくものであり、美しい景観の街を作るためには、市民が美しい景観とは何かを意識している必要がある。そういう意味での自己啓発本のように感じた。
    本書で紹介されていたが、フランスなど欧州では建築は公益のためのものという意識が国民に根付いている一方、日本は建築は個人のものという認識がある。だからヨーロッパにあるような伝統と統一感のある美しい街並みが、日本には少ないのだと。しかし、私は日本人が自らの「城」として個人的な観点で好きに建てた家々が並ぶ街並みも、それを日本の個性として愛すべきであると考える。日本人だけの観点で、海外の美しい街並みに無い物ねだりで憧れを抱くだけでなく、外国人の視点で見たら日本の街並み(京都などの観光特区だけでなく、なんてことないどこにでもある住宅街)をどのように感じるか、何が美しくて美しくないのか、客観的な意見の紹介も本書に含まれているとなお良いと感じた。

  • 170226 中央図書館
    景観をトータルでプロデュースすることの重要性を、これでもか、と語りかける。事例の写真が豊富で、個別の要素(室外機とかファサードとか電線とか)ごとに詳細な解説があり、力作。

  • 景観問題がクローズアップされる背景。そして自分たちの生活にどのような関わりをもっているのかを概説。景観は個人的趣味ではなく客観的な基準があり、故に指標に基づく評価もできる。第3章では景観を向上させるためのチェックポイントを具体の営造物を基に読み解く。いずれも写真で紹介されており分かりやすい。ダメなもの良いものの比較を重ねながら理解を深めた。

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】518.8||F【資料ID】91123509

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