モビリティをマネジメントする コミュニケーションによる交通戦略

制作 : 藤井 聡  谷口 綾子  松村 暢彦  萩原 剛  伊地知恭右 
  • 学芸出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761526016

感想・レビュー・書評

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  • 地方における公共交通がマイカーの所有や人口減、はたまたサービスの低下により、打ちのめされています。公共交通が負の連鎖に陥る中、いかにモビリティをいかにマネジメントしていくかが喫緊の課題になります。
    本書はまさに自分が求めていた本で、公共交通を復活させるにはただハードを強化するのではなく(もはやそれは財政的にも非常に困難だけでなく、さらなる負の連鎖に陥るだけです)、
    1. 地域の住民に対する公共交通の周知
    2. マイカーに乗ることでいかに地域が衰退するか・環境や自分の健康を悪化させるかといった教育(教育も小学生に対して行うというのは目から鱗!)
    3. アンケートなどで定期的に公共交通に対する意見を集
    め、改善していく
    など一見地道な活動こそ真に成果を発揮するものだと思い知られました。
    何回も読み直し、また本書を契機に他のモビリティマネジメントの本や論文も読んでいきたいと思っています。

著者プロフィール

京都大学大学院工学研究科教授、1968年生。

京都大学卒業後、スウェーデンイエテボリ大学心理学科客員研究員、東京工業大学教授等を経て現職。

2012年から2018年まで安倍内閣・内閣官房参与としてアベノミクス、国土強靱化等の政策アドヴァイスを担当。

2018年より保守思想誌・『表現者クライテリオン』編集長。


「2024年 『「西部邁」を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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