地方における公共交通がマイカーの所有や人口減、はたまたサービスの低下により、打ちのめされています。公共交通が負の連鎖に陥る中、いかにモビリティをいかにマネジメントしていくかが喫緊の課題になります。
本書はまさに自分が求めていた本で、公共交通を復活させるにはただハードを強化するのではなく(もはやそれは財政的にも非常に困難だけでなく、さらなる負の連鎖に陥るだけです)、
1. 地域の住民に対する公共交通の周知
2. マイカーに乗ることでいかに地域が衰退するか・環境や自分の健康を悪化させるかといった教育(教育も小学生に対して行うというのは目から鱗!)
3. アンケートなどで定期的に公共交通に対する意見を集
め、改善していく
など一見地道な活動こそ真に成果を発揮するものだと思い知られました。
何回も読み直し、また本書を契機に他のモビリティマネジメントの本や論文も読んでいきたいと思っています。