ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる

著者 :
  • 学芸出版社
3.51
  • (3)
  • (14)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
  • 本棚登録 :222
  • レビュー :16
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761526238

作品紹介・あらすじ

この10年全米で一番住みたい都市に選ばれ続け、毎週数百人が移住してくるポートランド。コンパクトな街、サステイナブルな交通、クリエイティブな経済開発、人々が街に関わるしくみなど、才能が集まり賢く成長する街のつくり方を、市開発局に勤務する著者が解説。アクティビストたちのメイキング・オブ・ポートランド。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ポートランドの都市計画について取材した本。道路や建築物を作りたがる日本の役所の方々に読んでいただきたい。

    予算をいかに使うかという視点ではなく、そこに住む人の快適な生活を都市が演出するのかの視点を持つことでこんなにも地方都市は魅力的になるという好例。

  • 日本人ながら,ポートランドの市役所で働く人が書いた本.
    最後の方には,柏の葉のまちづくりへの参加のことが書いてある.駅を降りると真正面にマックがあって,このまちはこれでいいのか,ということが書いてある.その通りだと思う.

  • 街の中心部は、通りをたくさんの人々が行き交うことで賑わいが生まれる。アメリカのような車社会でも、歩くことが楽しい通り、歩きたくなる通りは人気が集まり、そこに住みたいという評価も高まる。人があるきたくなる街は、徒歩や自転車でおよそ20分圏内の区画で考える。人はそれ以上の距離は歩きたくないし、それ以下の距離だとつまらなく感じるから。twenty-minute community
    1階はなるべく窓ガラスを入れて視界を遮る壁を少なくし、飲食店や小売店をテナントに入れる。賑わいが感じられ、安全性も上がる。
    neighborhood associationという近隣活動組織。町内会は非公式の自主組織はこれは市に認められた唯一の公式近隣組織。活動予算と支援ももらう。町内会は家族単位での自動的参加だが、これは個人単位の志願参加。
    Fail harder:ただ失敗するな。どうせ失敗するなら馬鹿でかい失敗をして多くを学べ(W+K)

  • ポートランドでいかにして魅力的かつサステイナブルな都市づくりがされて来たかがわかる。
    まちづくりの教科書的図書。

  • 近年、経済成長と環境を両立させた再開発に成功し、世界的に注目を集めるポートランド。その成功要因や街づくりのシステムを、同市の開発局に勤務する著者が、日本人向けに説明してくれる一冊。

    面白いポイントは幾つかあるが、開発局内部の人間である著者ならではの内容としては、再開発には欠かせない資金調達をどのように行うかの詳細であろう。ここでは、TIF(Tax Increment Financing)とBID(Business Improvement District)の2つの方法論が解説されるが、特に前者は固定資産税の増収額を担保とした資金調達ということで、このような都市部の再開発に適した方法だということが理解できる。これは、再開発前の税収をベースに、再開発によって土地の価値があがり、固定資産税や法人税の増収分で負債を返済する(そして完済後は当然増額分が市に入ってくる)スキームである。

    最終章では、このポートランドの都市開発ノウハウを輸出という形で展開する事例として、千葉県の柏の葉スマートシティでの取り組みも紹介されており、面白い。ますます、ポートランドへの興味が高まった。

  • 短い時間しか滞在しない旅行者であってもなんとなく感じるポートランドの居心地のよさが、一朝一夕にできたのではないことを旅の最中~後に読んだ『ポートランド世界で一番住みたい街をつくる』という本で知る。行政の仕事だと、権利を主張するだけだったり、お客さんになったりせず、住人が自分たち自身で街の開発や運営に関わり、暮らしやすい街をつくっていること。そのために、市が何十年もかけてソフトやハードさまざまな側面の仕組みを作っていることなどを知り、なるほどなぁと思った。自分の利益と相手の利益、どちらかが100、どちらかが0でなく、最適なバランスを探り、譲り譲られるプロセスを経て、街がみんなの街になっていく。
    もちろん、本にあるようにうまくいくことばかりでないだろうと想像するけれど、ここは私の街だ、居場所だと思える場所をつくるには、たくさんの工夫と、地道な取り組みが必要なんだなぁと。そして、そういう大人の話し合いができる市民や、話し合いを仕切れるファシリテーターがいることにうらやましいような気持ちになった。

  • 行きたし。

  • アメリカ、オレゴン州、ポートランドの話。ポートランドは車社会の印象が強い、とうか実際に車社会のアメリカには珍しく、公共交通を移動基盤とするコンパクトシティ。

    ポートランドがコンパクトシティになった、もしくは実現できたのは、北欧系のリベラルコミュニティ、ヒッピーカルチャー故と分析している。自然を大切にし、オープンなコミュティを尊重した結果としてコンパクトシティが形成されたというストーリー。もちろん、各種プランを実行に移すための仕組みや政策は準備されているが、こちらもそもそものカルチャーあってこそ。

    市民、行政、公共機関、事業者が利害関係調整のために開催するデザインワークショップ、真の市民参加を実現するネイバーフッドアソシエーション。いずれも市民が自ら行動することによって成り立つもの。今の日本には難しいのかと・・・

  • コミュニティデザインの資料としてはあまり参考にならなかったが、観光資料としてポートランドに行きたくなった。

  • 蔵書数:1冊
    購入者:
    所有者:

全16件中 1 - 10件を表示

山崎満広の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐藤 雅彦
エラ・フランシス...
ベン・ホロウィッ...
ジェームス W....
トマ・ピケティ
菅付雅信
リンダ グラット...
クリス・アンダー...
有効な右矢印 無効な右矢印

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくるを本棚に登録しているひと

ツイートする