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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784761528430
作品紹介・あらすじ
「うちの地域には何もない」なんて本当だろうか?いつもの何気ない風景も、マニアたちの「別視点」で見ればおもしろさにあふれている!片手袋、電線、路上園芸、小屋、ゴムホース、珍スポットから「火曜サスペンスごっこ」まで?!「別視点」で観察・発信するコツを身につけて、まちの魅力を発掘し、世界をもっと楽しもう!
感想・レビュー・書評
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残念ながら終了してしまったが、テレビ朝日『タモリ俱楽部』のマニア紹介回が好きだった。思いもかけないものや場所、シチュエーションに注目して収集・分析し、生き生きと発表するマニアさん達を見ていると、思わず顔がほころんだ。
本書は、そんなマニアさんの多様な視点を紹介する本なのかな、と手に取ったが、思った以上に真面目にまちづくりについて考える本だった。
本書は4章構成となっている。
1章は本書の趣旨をまとめた章で、どんなまちでも、誰でも、自分だけの「別視点」を見つけられると述べている。
2章は、どのように別視点を発見していくのかを3つの方法(そのもの自体を深掘りする/自分の感覚で楽しむ/自分を関与させる)に分け、さらに、8つのタイプごとにマニアさんを紹介する。
片手袋マニアさんや空想地図マニアさんは、『タモリ倶楽部』や他の本で紹介されていたので知っていたが、本書で初めて知って面白いと感じたのは、「顔はめ姿マニア」(TYPE8:まちを舞台にする)と「小屋マニア」(TYPE4:DIY的な営みを見つける/TYPE5:まちの中の美を愛でる)。
顔はめ看板が好きな人は一定数いると思うが、大人が無理な姿勢で顔はめして写真を撮っている裏側を撮るという視点が面白すぎる。面白すぎて、つい先日何年振りかで顔はめ看板で写真を撮ってしまった(裏側ではないけれど)。
「小屋」は、あまりにも風景になってしまっていて存在に気づいていなかったが、確かに日本中いたるところにある。材料も身の回りにあるものでえいや、と作ってしまっているものが多く、先日読んだ『日本の民家』に通じるものがあると思った。
3章は、実際のマニアさんの例を挙げて別視点の発信方法を紹介する。
私も面白い、と思ったものを写真に撮ることがあるが、発信はしたことがなかった。別視点を発信することは、自分の考えを整理したり、他の人の視点によって広がりが生まれたりするという点で、とても重要なのだそうだ。さらに、本業の仕事にプラスになる、またはそれ自身が仕事になる人もいるとのこと。
4章は、本書を制作した合同会社別視点が、別視点を実際のまちづくりに生かすために行ったイベントを紹介する。ケーススタディとして、さまざまなマニアさんが同時に一つのまちを歩き、それぞれの視点でまちの面白さを伝える、という試みも。
別視点がこのような広がりを持って社会に影響を与えているのは、やはりSNSで誰もが気軽に発信できるようになったことが背景としてあるのだろう。
ただ、本書を読んで思ったのは、紹介されているマニアさんが単に注目されたいから面白視点を発信しているのではなく、対象に対する愛が結果的に注目につながっているということだ。
対象そのものはもちろんのこと、所有者、作成者への敬意、謙虚さが大事であることも感じた。電線マニアさんは、電線を「寡黙で働き者の博愛主義者」であり、メディア出演の際には、あくまで電線のバーターであることを忘れないようにしているのだという。
旧町名マニアさんは、まず自らを不審者と自覚するところから始める、とのこと。
マニアさんたちが一堂に会する「マニアフェスタ」も、2022年4月までに計6回開催されているらしい。まだ自分の別視点を確立しているわけではないが、イベントをのぞいてみたいな、と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まち歩きの達人(?)たちがマニアな世界を紹介。普通の人は全く気にも留めないであろう諸々の物体を愛でる視点はまさに「別視点」。マニア達はそれぞれの媒体で発信してきましたがこのように1冊にまとまるのは初ではないでしょうか。素晴らしい本です。
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世の中には、本当にいろんなマニアがいるんだなと思う。火サスごっこしてる人を偶然みかけたら、びっくりしそう。日常を楽しめるかどうかは、自分次第なんだろうな。
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291.07||Be
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世の中には興味を持てばどれだけでも楽しめるものが溢れているように感じた。興味のアンテナを高める為には読んでおいて良かった。何げない日常の中に自分なりの気になるを探していきたい。
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好き
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明日紹介したら「エイプリルフール」だろうと、信用してもらえない本。
世の中には個性豊かな人財がいるのが改めて分かる1冊。
その中でも一番衝撃、いや笑撃を受けたのは「ジャンジャンジャン〜」で始まる火曜サスペンス劇場。
火曜サスペンスごっこマニアがいるとは思いもよらなかった。
では一体何をしているのかと言うと「各地を舞台に死んだふり」という謎の活動をしている。
「安全第一で、いかに美しく、悲壮感なく、潔く撮れるか」にこだわっていると、さかもツインねねさんは答えている。
街角狸研究家にもビックリした。
街角に置かれた狸の置物を取り集め「#街角狸」でSNSにアップしている。
令和3年度に「日本たぬき学会」会長に就任しているむらたぬきさん。
魅力について、「時代や窯元ごとにバリエーションが豊富で、今もなおジジネタを取り入れて進化しているところ」と述べている。
狸なら街角でなくても、都庁や永田町にうようよいるぞ。しかも「政務活動費」を使いこなして国民を化かしている老獪な古狸たちが。
別視点の伝え方をいろいろ紹介している。
何と言ってもSNSの力は大きい。写真を載せたり、文章を書いたりして自分で情報発信できる。
今回の本では取り上げていない「別視点マニア」がいれば、続編で取り上げてほしいなあ。 -
マニアは強さと弱さを持っている。好きなことを深堀りし、かつ、継続できるが、人にはなかなか言えない。
本書を著した『別視点』はそんなマニアの強さを補強し弱さを軽減する存在。本書やマニアフェスなるイベントで、マニアの凄みを共有する活動をしている。本書では、落ちている片方の手袋、電線、ゴムホースなど、見逃している物体に対する愛情や楽しみ方が提示されている。
面白がることで、人生が豊かになっている。 -
電気風呂マニアとか、死体のふりして写真撮るとか、落ちているものを記録するとか、いろいろなマニアが紹介されている。
撮ったものをzineにしてまとめておくと、職務質問の時に魅せられて便利ですよと書いてあり、Zineというものを初めて知った。(個人で作る小冊子のことらしい)
別の視点の見つけ方の参考にしたい、
自分の趣味をどう公開していくかなど
パラパラと眺めていて面白かった。
世の中いろんなマニアがいて、楽しそうである。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787184
観光地じゃなくてもいいトコはある!
一味違った視点から観察することで、なんでもない風景が面白く見えてきます。
火サスごっこ、楽しそうです。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787184 -
世の中にいろんなマニアな方々がいてとても面白かった。多様な視点の組み合わせで身近な町も無限の可能性を秘めていると思うので、自分なりの視点を作り出していけたら良いなと思う。
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蒐集と分類と発信。それに尽きるのではないか。しかし、いろいろな『視点』があるものだなぁ。
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「別視点」を持つことは人生を豊かに、楽しくする。その手解きをしてくれる本。
*インプット・発見して「発表」をするまでが「別視点」
発表して更に視点を掘り下げていく段階にまで中々いかないから、今年度はやりたいな!対象物を上手に切り取れるように写真の撮り方も上手くなりたい。
以下印象的だった箇所
p105 【路上の”落ちもん”の写真をイラストで表現する(藤田泰実さん)】
イラスト化することで落ちもんと藤田さんの視点が融合されて落ちもんのおもしろみが増していた
p120-156 【マニア名鑑】
好きになったきっかけ/魅力を感じる点/マイルールの項目が特に面白かった。
にしてもほんと、色んなマニアがいるんだなあ、、
p178 【実際にまちを歩いてみよう!】
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確かに、無理矢理にでも楽しむんだ!、と意識的に見方を変えることで、いろいろ楽しめる気がする。「別視点」で楽しむ術を本書で身につけたい
#マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門
#合同会社別視点
23/3/30出版
#読書好きな人と繋がりたい
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