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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784761528478
作品紹介・あらすじ
23年4月法改正で可能となった自動運転レベル4では「運転手がいない!」。誰が事故の責任を負うのか。飛び出してきた子供を避けるため誰かを犠牲にしなければならなくなったらAIにどう判断させるのか。市民が求める安全性のレベルはどうか?世界の動向も踏まえ倫理、法、市民意識から社会に受けいれられる方策を探る。
感想・レビュー・書評
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自動運転レベル4で何ができるか、本の掲載時に世界ではどのようなことを行なっているか理解することができた。
この本では特に倫理観に関する課題について丁寧に記載されていたが、倫理観に関する情報が冗長に感じた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自動運転倫理ガイドライン(SEGAD)研究会のシンポジウムで紹介されていたのを受けて読んだ。
内容としては比較的あっさりとしている(ページ数としても控えめ)けれど、国内、海外(特に欧州)の現状や基準や法規制の状況などについてまとまっていてよかった。
日本を特別に贔屓目にしたり、その逆に海外を強く礼賛したり、という感じではなかったのも好感を持てた。
書籍で読む内容というよりは、白書だったりレポートだったりのようなもので読むような内容だなと個人的には感じたものの、自動運転を社会に受け入れ可能なものにしていくための取り組みの具体事例なども紹介があったのが参考になった。
現在の社会においては都道府県レベルではなく、町や区などのようなレベルで丁寧な説明や参画を促すことなしには成功しないのだなあと、納得しつつも非常に先の長い話にも感じられた。 -
レベル4まで到達しつつある車の自動運転。交通図書賞の受賞作である『自動運転レベル4』を読み、自動運転について国際動向、技術、法律、倫理、社会的重要性など多岐の視点から学んだ。やはり倫理面が大きな課題であろうか。トロッコ問題のような状況に遭遇した時に自動運転はどう判断するのか。技術大国ドイツではそのような判断をプログラムには求めないという。自動運転を実験導入している茨城県境町のコミュニティバス。低速運転や路上駐車の減少など様々な取り組みや効果があり、一度乗ってみたいものである。
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日本での自動運転の取り組みをまとめた本。
永平寺町などで自動運転車を実証実験として走らせている、などの取り組みが紹介されてあった。
私が今住んでいる市でも(自動運転かどうかはわからないが)、時速二十キロで進む公共交通機関を一時期運用していたことがあった。
しかし、私自身それほど暇ではないため、とても時速2十キロで進む公共交通機関に一瞬でも乗ろうとは思えない。
都会では時速二十キロぐらい、田舎ではもう少し出せるのだそうだが、その逆でないと、お客さんは乗ってくれないのではないかと感じた。
あと、運転手の失業問題ですが、都会から交通機関の自動化が進み、あぶれた運転手のみなさんは仕事をもとめて田舎に移ればいいというお話であったが、学者の方が机上で考えるほど、現実は単純ではない。そのへんにいら立ちを覚えた。 -
保険の適用は難しい
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現時点の世界のレベル4の状況を確認するには良い本。ただ、技術も法令も随時変化していくので常に最新の情報を取得していかなければばならない。
トロッコ問題の法的解釈の部分は興味深い。絶対無二の回答はないかもしれないけど、自動運転を社会実装していくうえで考えて続けなければならない問題でもある。各国の自動運転に対する法的な整理も興味深い。
プログラムの故意性を否定できない場合、プログラマーが有罪になるというのは頭では理解できるが、納得感があるものではないし、一方でプログラマーが(意図的かどうかは置いておいて)故意性を仕込まないような仕組みをつくるのもなかなか難しい気がする。
完璧なルールというものは存在しないし、ヒューマンドライバーのルールも時代と共に、技術の変化と共に改正され続けているので、自動運転に関しても常に改善室続けていく必要がある。完璧でなくてもなお、ヒューマンドライバーの運転よりも交通事故が減らせるのであれば社会全体としては有効な技術であり、その発展を止めないような検討はし続けていく必要がある。
社会的受容性についてもこれからの日本での自動運転普及にとって大事なことだと思う。ドライバーという役割がシステムに変わっていく中で、乗客として使う人だけでなく、周囲を歩いたり他のモビリティを利用したりする人の理解も重要となってくる。この辺りは、ルールが定められ、それが社会になじんでいく過程で徐々に広がっていくのかなと思う。 -
537||Hi
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