パブリックライフ 人とまちが育つ共同住宅・飲食店・公園・ストリート
- 学芸出版社 (2024年4月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761528904
作品紹介・あらすじ
大家が変わればまちが変わるんだってことを、
青木さんはぼくに背中で教えてくれた。
――影山知明(クルミドコーヒー店主)
青木純は、街を変えるために、自分を変えている。
そして彼そのものがパブリックな存在になった。
――馬場正尊(建築家/Open A)
賃貸住宅、飲食店、公園、ストリートの業界常識を変えてきた「まちの大家」の10年以上にわたる濃密な活動。住人と大家が共同で営む「青豆ハウス」、地域の食生活を支える「都電テーブル」、まち再生の起点となった「南池袋公園」、愛のある大家を育てる「大家の学校」などで実践してきた「パブリックな日常」のつくりかた。
感想・レビュー・書評
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まちづくりも含めた大家業の活動記録。
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女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000071752
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青豆ハウスや高円寺アパートメントに関心があったので手に取ってみた本。以前から賃貸住宅の住人の地域に対する公共心が気になっていたが、青豆ハウスや高円寺アパートメントのようなコンセプトが、ひとつの解決策なんだろうなと実感。その他の内容も各所で奮闘する青木さんの奮闘記の様相で、350ページを超えるボリュームで読み応えも十分。
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元々繋がりのある青木純さんの本。温かな空気で、気さくで、なぜか自分の名前も覚えてくれてるめっちゃ良い人という印象な一方で、その本質的な魅力・凄さは全然知らなかったけど、この本を読んでそれが本当によくわかった。びっくりするくらいプラスもマイナスも感情がむき出しになっていて、まちづくりやまちのイベント運営に関わる人みんなに読んでほしい本です。
タイトルのとおりの「パブリックライフ」を送っている純さん。彼は「ちょうど良い湯加減」を目指して取り組んでいることだけれども、ここまで(大した金にもならない)公共的なことに当事者意識を持って熱量高く取り組める人は、自分を含めてそうはいるものではない。でも、「ちょうど良い湯加減」は誰にとっても気持ちの良いものなので、それに誘われるかのように周りがそのパブリックライフに参画していく。その引き寄せ力に感服しました。
2年前、よくわからず秋田から参加させてもらったリビングループ。今年はスケジュール的に参加できないんだけど、その歴史と革新性を知った状態でまた来年こそは参加したいと強く思いました。 -
【鹿大図書館の所蔵情報】
https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD0677179X
【選書ツアーコメント】
無理せず、気負わず、楽しもう!
東京・池袋にあるまちなかのリビングのおはなし
もっと地域を楽しんでみよ? -
東2法経図・6F開架:673A/A53p//K
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青木純なる異色の大家という仕事を前面に出した個人経営者と周囲にスポットをあてた本。建築ライターの馬場未織が6年間の取材の末まとめたもの。パブリックをキーワードに展開される様々なまちづくりの試みの記録。
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大家の学校でお世話になっている青木校長の今までの取り組みについて。
7,8期でお世話になりました。
その大家の学校だが、誰かの紹介だったり、都電テーブルや南池袋公園での関係や、リノベーションスクールから受講する人が多い中、完全に無関係の立場から大家の学校に来る人は割と珍しいらしい。
俺です。
なので、実は青木校長の今までの取り組みをほとんど知らないまま、大家の学校を受講していました。
(前著「大家も住人もしあわせになる賃貸住宅のつくり方」の情報のみ)
この度、本書で青木校長の取り組み、青豆ハウス・高円寺アパートメント・南池袋公園・池袋リビングループ・都電テーブルの取り組みを通してパブリックとは何か、校長の熱い思いを知ることができました。
先日は発売前イベントで校長からサインも頂きました。
しかも実は本書掲載のどこかの写真に私が写りこんでいるので、是非とも探してみてください(しなくていい)。