証言・まちづくり

  • 学芸出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761531942

作品紹介・あらすじ

まちづくりを切り開いた熱き男たち、本音を語る。

感想・レビュー・書評

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  •  タイトルでなんとなく購入。

     これは、よむと元気がでる。都市計画をやっている人間としては、現場で元気にまちづくりをする、特に、歴史的な環境を自力でまもる活動をしている人の生の声ほどはげみになるものはない。

    (1)小布施の市村さん:まちづくりの自由度を確保するためには、NPOより株式会社の方がいい。(p32)

    (2)長浜の笹原さん:長浜には、どこにでもあるレールものを売っている土産物屋は入れない。(p124)

    (3)近江八幡の川端さん:県の土木所長が、八丁堀の埋め立て工事の中止の決断をして、「きみのおかげて僕の首がどぶかもしれんけど」(p151)

    (4)おなじく川端さん:観光行政はやらない。(まちをきれいにして、そこに済んでいる人がいきいきとしていれば観光客はおのずと集まる)(p169)

     実際にまちづくりを担っている人の言葉は説得力がある。まず、都市計画行政の担当者にお勧め。景観室長のうえのにもよんでもらおう。

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著者プロフィール

西村幸夫:1952 年、福岡市生まれ。國學院大学教授、東京大学名誉教授、日本イコモス国内委員会前委員長。専門は都市計画。著書に『都市から学んだ10のこと』(学芸出版)、『西村幸夫 文化・観光論ノート』(鹿島出版会)、『県都物語』(有斐閣)、『世界文化遺産の思想』(共著、東大出版会)など。

「2022年 『世界遺産の50年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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