図説都市空間の構想力

  • 学芸出版社 (2015年9月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784761532208

作品紹介・あらすじ

乱雑に見える無名の風景にも意図があり物語がある。それを読み解くことは、すでにそこにある都市空間をより良くしていくための最大の武器となる。丹下健三が開き西村幸夫が率いる東京大学都市デザイン研究室が、10年の歳月を費やしてまとめたデザインの拠り所。建築・都市デザイン、都市計画・まちづくりの出発点となる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 何の変哲もなく見える都市においても、その都市を構成する諸要素が何らかの「意図」に立脚している、その意図を洗い出した本です。

    分かりやすく表現すると、その土地に積み重ねられてきたコンテクストの上にあるのが現在の都市だということです。コンテクストは様々な自然条件や社会制度から成り、この本はそのコンテクストを理解することを通じて都市を理解するアプローチを提示することを目的としています。

    都市の価値を再発見し高めたり都市を新たに開発する実務家はもちろん、都市を鑑賞する趣味人においてもお勧めです。

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著者プロフィール

西村幸夫:1952 年、福岡市生まれ。國學院大学教授、東京大学名誉教授、日本イコモス国内委員会前委員長。専門は都市計画。著書に『都市から学んだ10のこと』(学芸出版)、『西村幸夫 文化・観光論ノート』(鹿島出版会)、『県都物語』(有斐閣)、『世界文化遺産の思想』(共著、東大出版会)など。

「2022年 『世界遺産の50年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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