アルヴァ・アールトの建築 エレメント&ディテール

  • 学芸出版社 (2018年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784761532406

作品紹介・あらすじ

北欧を代表する建築家アルヴァ・アールトが追求した美しく機能的なディテールを集めた作品集。住宅や公共建築、商業施設、家具や照明器具にいたるまで、構造や技術を反映した合理的なデザイン、素材や形へのこだわり、使いやすさが発揮された170のディテールを多数のカラー写真と図面で紹介。所在地リスト、書籍案内も充実。

感想・レビュー・書評

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  • アールトの温かくておおらかで優しい建築、大好き

  • フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルト(本作での表記はアールト)の建築を「エレメント(要素)」と「ディティール」にフォーカスをあてて紹介した一冊だ。

    柱、窓、などといったパーツごとに特徴が紹介されるため、建物ひとつひとつの全体像はつかみにくくなるけれど、その分アアルト作品の特色がとてもよくわかり、興味深い内容だった。

    写真が美しく、とにかく光の使い方が印象的な建築ばかりだな、と感じる。太陽の光が乏しい北欧だからこその光を求め大切にした設計なんだろうな。
    建物が何も存在しないところで、紙一枚と鉛筆一本のスケッチから、あんなに美しい光の表現をどうやって現実に作り出すんだろう、と不思議でならない。

  • アアルトの建築の細部に注目した作品集。
    いきなりドアノブの章から始まる。
    それは建物で最初に人の手が触れるところなのだから。

    大量生産された工業化部品ではないが、さりとて緊張を強いるような工芸品とも違う、リラックスした感じを与える細部が探求されてきた、その軌跡。

    質感を作り出すとはこういう行為なのかと知るための、作る人のための教科書である。写真だけでなく、ちゃんと要所の図面も載っていて、モノとしてどう作られているかがよくわかる。

    ただ、デザイナーとしては、どうすれば、今日のコスト感覚と生産システムの中で、このような質を実現できるのか、という課題を思わざるを得ない。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1450837

  • 図書館で偶然手に取った。

    「大きな機能主義」
    建築における本来の「機能主義」は、「建築の形態は実際の機能や目的によって規定される」というものであり、ここでいわれる機能には技術面や経済面に限らず、人間の心理や生理に関わる機能までもが含まれる。「技術の機能主義は本源的な建築をもたらさない」とも語るアールトは、当時の「機能主義」が建築の発展に大きく貢献したことを認めた上で、その機能を人間の生理的、心理的な側面にまで拡張して捉え、「建築を人間的にする」「物質の世界を人間の生活と調和させる」=「大きな機能主義」というテーマを掲げた。

    stairs&floors
    サウナッツァロの村役場 議場へのアプローチ

    path&corridor
    アラヤルヴィ庁舎 幅と高さが変化する中央廊下

    column&frame
    アールトスタジオ 板状の柱に三角トップライトから光を落とす

    skylight&reflector
    国民年金会館本館 クリスタルスカイライト
    reflector各種

    あと照明器具全般

    が特に興味を惹かれたのでメモ。

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著者プロフィール

九州産業大学建築都市工学部 住居・インテリア学科教授、博士(工学)。1964年2月3日神奈川県横須賀市生まれ、1987年 東京理科大学工学部建築学科卒業、1989年同大学院修了、1989年?同助手、1999年より九州産 業大学工学部建築学科、2010年4月より同工学部 住居・インテリア学科教授。2006年度ヘルシンキ工科大学建築学科訪問研究員、2017年改組して現職。
主な著書: 『北欧の建築 エレメント&ディティール(』学芸 出版社、2017)、『アルヴァル・アールト 光と建 築(』プチグラパブリッシング、2013)、『フィンラ ンド 光の旅 北欧建築探訪』(プチグラパブリッ シング、2009)、『大谷採石場 不思議な地下空間』 (随想舎、2010)。

「2017年 『北欧モダンチャーチ&チャペル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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