ポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ

伊藤廉

• 学芸出版社 (2020年9月3日発売)

作品紹介・あらすじ

モダニズムを超えた静謐な空間で世界的評価を得てきた建築家。そのキャリアは母国の民主化の歴史と共に進化し、風土とも密接に繋がってきた。ノートや図面、紙ナプキンにまで絶えず描き続けるスケッチ、寡黙ながら時に発せられる辛らつな言葉、建築への純粋な愛情。知られざる素顔と作品の魅力を弟子である著者があぶりだす

感想・レビュー・書評

[PDfEさんの感想 · 2021年1月25日]

著者はシザ事務所の元所員であり、とても近い距離から見たシザ個人について、その設計手法について知ることができる。ポルトガルの土地の歴史についても語られ、旅行記のような趣もあるが、シザの建築が具体的にどのように土地にアプローチしているのかがわかる。
シザはとても論理的に建築を組み立てる、という記述は意外だったが、以前実作を見に行った際に同じことを感じたので個人的に嬉しかった。

[ロシア宇宙主義の人さんの感想 · 2022年1月22日]

建築やシザについて以外にも、ポルトガル文化について広く述べられているので、広くおすすめできる

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2020年11月4日]

東2法経図・6F開架：523.3A/I89p//K

著者プロフィール

株式会社「ミルボン」開発本部 研究開発部 基礎研究グループ 統括マネージャー。理学博士。工学博士。文部科学省管轄のSpring８にて研究に従事した後、株式会社「ミルボン」に入社。現在、社内で基礎研究に従事するほか、大阪公立大学と共同研究部門『薬物生理動態共同研究部門』を開設（毛髪・頭皮・皮膚の基礎基盤研究強化を目指す）し、リーダーに着任予定。研究者同士の横のつながりもあり、他社の白髪研究についても一研究者として言及可能のため、ミルボンの研究かどうかに関わらず、現段階の研究成果を公平な目で解説できる。

「2023年 『印象は髪がすべて 大人髪のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」