知のエッセンス―働くものの哲学

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  • 学習の友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761714383

作品紹介・あらすじ

現代社会のあふれる情報、対立する主張のなかから、本当に必要なもの、正しいものを見わけ、惑わされないために、「ものの見方・考え方」=「知のエッセンス」を学ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • ドイツはまだまだ資本主義経済の発展が遅れていたが、イギリスの状況を見ながら、市民社会、つまり資本主義社会では富の過剰と貧困の過剰という矛盾が起こることを指摘した。これをなんとかしないといけないのがヘーゲルの問題意識だった。

    資本主義社会は非常に厳しい競争社会。

    社会科学は自然科学のような実験はできないが、その理論に基づいて行われる社会的実践や、その理論が予測した事態が現実の社会的実践の中に現れることによって、その理論は検証される。

    哲学は世界を変革するために、その理論的役割を果たさなければならない。そのために哲学は労働者階級の運動と結びつかなければならない。これがマルクスの考え方。

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著者プロフィール

1948年 奈良県に生まれる
1977年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得
現在 阪南大学名誉教授、労働者教育協会副会長
主な著書
 『自由のパラドックスと弁証法』青木書店、2001年
 『哲学と知の現在─人間・環境・生命』文理閣、2004年
 『現代倫理と民主主義』地歴社、2007年
 『人間的価値と正義』文理閣、2013年
 『知のエッセンス─働く者の哲学』学習の友社、2013年
 『環境倫理学の転換─自然中心主義から環境的正義へ』文理閣、2015年
 『ヘーゲル論理学と矛盾・主体・自由』ミネルヴァ書房、2016年
 『世界は変えられる─マルクスの哲学への案内』学習の友社、2016年
 『ヘーゲル哲学を語る』文理閣、2016年
 『『資本論』と変革の哲学』学習の友社、2017年
 『マルクスの哲学思想』文理閣、2018年

「2019年 『マルクスと個人の尊重』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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