先生が複業について知りたくなったら読む本(学校のワーク&ライフシリーズ)
- 学事出版 (2024年8月28日発売)


- 本 ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761930240
作品紹介・あらすじ
教科書を置いて外に出よう!
いろいろな経験を“強み”に変えて、さらに充実した教員生活を!
本書は、おそらく学校教育業界で初めての「教員のための複業の手引き」です。
教員が複業をするとどんな良いことがあるのか、教員の複業に関する制度と現状等、複業についての情報を1冊に詰め込みました。複業について興味はあるが、不安で踏み出せない…そんな先生にぜひ読んでいただきたい本です。
感想・レビュー・書評
-
複業に関することの具体が紹介されていて、興味深く読みました。(私は学校の先生ではないですが。)
先生方の働き方がより柔軟になっていくことで、教育現場がより豊かになっていく可能性を感じることのできる内容でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「これからの時代、働き方は多様していくのだから、その生き方を教師自らが子どもたちにしめしていくべき」みたいなことが書かれた本。学校外の環境に身を置くことで、学校現場に新しい空気を取り込むことができ、希少な人材になれる。
私はここ数年、教職から離れて民間企業にいたが、今年度から学校現場に復帰。しかし、教員時代に「自分には学級担任は無理」ということを思い知らされたので、今は授業のみの契約になっている。
自分は学校現場で子どもたちに勉強を教えることが合っていると再認識した。そして同じ場所で一生働くことや、雇われるような働き方が自分には無理だということも分かった。
学校現場に復帰して、自分には何が性に合っているのか分かったのだが、良いことばかりではなかった。それは、民間企業にいた時よりも収入が減ってしまったということ。
ただ、副業が認められているので、今の職場を主な収入源として、別に活動の場をつくりたいと思っていた。そこで本書に出会い、購入した。
本書は公立学校の教員向けなので、公務員の兼業についての法律や兼業許可の取り方なども詳しく書かれている。
本書を読んで複業をするならば、
①非営利団体で活動または交流会に参加してコネクションをつくり、仕事を手に入れる。
②SNSやYouTubeなど、ネットで情報発信をして稼ぐ。
の2点なのかと思った。「学習塾でバイトしよう」とか「他の学校の非常勤をかけもちしよう」とかいう従来のような働き方とは異なるベクトルで話を進めているので、今後、著者の運営するNPO法人の動向を見ていきたいと思った。