女性同性愛者のライフヒストリー

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  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762008733

感想・レビュー・書評

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  • LOUDで借りた。

    語っているのはちょうどわたしと同年代の人たちなのだが、語っている時代が今から15年位前で、ちょうど「インターネット」夜明け前、というとき。

    というわけで、暗い。なんか暗い。なんのせいだろうって考えたけれど、多分これは時代のせいなのだ。バイブルが「女を愛する女たちの物語」で、LABRYSやフリーネ、アニースといったものしかない時代。そこにはインターネットが登場してない。だからとても古めかしく感じるのだろう。

    あと15年前ってまだ同性愛者とトランスジェンダーがごっちゃになってる時代だったのかなあ?性同一性障害、という言葉がない時代で、もちろん法律もまだできてないから、この本では同性愛者の方が中心になっているけれど、それと比べるとたった15年だけれども、この手の社会学の世界(っていうの?)も世間もそれなりに発達してるんだよな、と思う。

    今、同じような調査をするとして、今の20代~30代に話を聞いてみたならば、どうなってるだろう?って、それを一番強く感じた。
    【2010.6.27】

    もう一度この本を読む機会があったので読む。

    んー、もう「ギョーカイ」などと言う言葉は廃れてしまったなあ。。←これが一番の感想か(笑)

    最近、トランスジェンダー、GID関係の本を多読してるんだけど、ここに「レズビアンのライフヒストリー」を読んでみたら自分自身、どういう感想を持つかな?と思ったのだが。

    やはりトランスジェンダーは「性別違和」「ジェンダー違和」が中心になっていて、レズビアンの場合は「性的指向」が中心になってるから、次元が違うんだよね。この本は14人の「ノンへテロ」な人のインタビューで構成されてるんだが、正直、わたしはこの中の誰とも似てなかった。わたしの場合特定の誰かが好きになって「もしかしたらレズビアンかも?」って思わずに気が付いたから、もしかしたらかなりレアなタイプなのかも?

    あと同性愛者のライフヒストリーを読んでも(自分と違いすぎるからか、あとは悩んだことがないからか)「ふーん、そうなんだ」としか思えないけど、逆にトランスジェンダー系のライフヒストリーの方が自分と照らし合わせて考えちゃうというか、ものすごく違うけど気持ちはよく分かるというか、ちょっと複雑。

    しかし、同性愛者にしても、トランスジェンダーにしても「普通とは違う」から考えてしまって、このような本が出るのだろうけれど、逆にわたしは「異性愛者のライフヒストリー」について知りたいと思う。でも異性愛者に聞いたところで「自分は普通」と思ってるから、いつ頃誰が好きになったとか、セックスの状況とか自慰行為の状況とか聞いても、あんまり分かんない人がいるだろうな~。

    1度目に読んだときは「暗い」という感想を持ったみたいだったが、今回はそんなに暗いとは思わなかった。多分、意識して自分と照らし合わせて読んでたからだと思う。
    【2012.5.6】

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