医療化のポリティクス:近代医療の地平を問う (シリーズ社会問題研究の最前線)

  • 学文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762016028

作品紹介・あらすじ

私たちが失ったものは何か。
今、そして、これから向き合うべき問題は何か。
時代をリードする研究者たちが社会問題の最前線に挑む。

シリーズ第1巻では、現代社会において見出される「医療化」の諸相を、日本社会の実態に即して
明らかにするとともに、とくに逸脱の「医療化」に伴う「責任」配分のポリティクス、という軸から解読する。
「医療化」論の変遷をふまえたうえで、医療化がもっとも先鋭に現れているアメリカを念頭におき、
現代日本社会における「医療化」の実態を浮かび上がらせる。また、「医療化」のもっとも論争的な問題、
すなわち逸脱・問題状況の定義の変化に随伴する社会的意味の変容と社会的処遇の変化、
当事者、関係者、観衆の関係における「責任」配分のポリティクスの位相を、具体的事例を通して鮮明に描出。
医療化の諸相と社会過程のダイナミクスならびにその所産を「ポリティクス」として捉え、
系統的・経験的分析を試みた気鋭の書。

【執筆者】
ピーター・コンラッド(序章)、進藤雄三(第1章・序章訳)、市野川容孝(第2章)、石川憲彦(第3章)、
佐藤哲彦(第4章)、井上眞理子(第5章)、心光世津子(第6章)、斎藤環(第7章)、
上野加代子(第8章)、工藤宏司(第9章)、佐々木洋子(第10章)、小村富美子(第11章)、
的場智子(第12章)、中川輝彦(第13章)、黒田浩一郎(第13章)、田原範子(第14章)、松本訓枝(序章訳)

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

(もりた ようじ)鳴門教育大学特任教授/大阪市立大学名誉教授。

「2009年 『新たなる排除にどう立ち向かうか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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