- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784762821097
作品紹介・あらすじ
マニュアルシリーズ第2弾。質問紙法の特徴は,主観的な自己報告を求めるという点にあり,人間の「内面」にせまろうとする心理学の研究領域において欠くことのできないもの。質問紙調査の経験がなく,統計的予備知識も乏しい学生が,実際の調査を行う際にこれだけは知っておいてほしいという事柄を具体的に紹介する。
感想・レビュー・書評
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348円購入2018-07-05
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文系の研究でデータを収集するための調査方法には、様々なものがありますが、一般に「アンケート調査」と呼ばれる「質問紙調査」は最もよく行われる手法の一つであります。しかし、いざ「質問紙調査」を行うとなると、何をどこから手を付ければ良いか、特に初めて調査を行う場合は漠然としてしまいます。例えば、質問紙の質問項目はどのように作成すれば良いか、質問紙調査の信頼性はどのように確保できるか。また質問紙調査で得られた結果はどう分析すれば良いか等、質問紙調査を行う際には調査前だけでなく調査後の分析をも考慮した研究計画を立てる必要があります。
本書は、これから質問紙調査を行う人には必須の入門書と言えます。
本書は、大きく以下の3部で構成されています。
第1部「基礎」(質問紙調査とは何か、調査を行う上で知っておくべき基本概念等)
第2部「実習」(質問紙作成、分析方法等の紹介)
第3部「実際」(質問紙調査を用いた研究の紹介)
特に、第3部では、質問紙調査を手法として用いた実際の研究を紹介しており、自分の研究にどのように応用できるかを考える上で、非常にためになる部分が有ります。これから、質問紙調査を考えている方なら、是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか。(ラーニング・アドバイザー/人社 KIM)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=928220&lang=ja&charset=utf8 -
生まれて初めて心理学の質問紙調査を行う人のために0から書かれている。単に、アンケート用紙の作成方法だけでなく、分析方法にも触れている。分析のイメージがなくては、調査はできないので当然だ。ただ、この本に載っている質問紙のデザインや構成は好みじゃない。
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社会心理調査法という講義での教科書である。質問紙を作る行程があり、その妥当性や信頼性の検討の術がある。また統計的処理の紹介や、依頼方法、データ処理などが扱われている。卒論で質問紙法を取り入れる人に重宝するであろう。あと、統計的に質問紙を分析することは、何かの際に質問紙を用いる時のα係数の読み方など数値に強くなると言う利点もある。
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アンケートを作成する際には、参考になると思う
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卒論を書く時に買った本。学部生向けだと思います。