科学の剣 哲学の魔法―対談 構造主義科学論から構造構成主義への継承

  • 北大路書房 (2006年3月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762824937

作品紹介

池田は,ネオダーウィニズム乗り越えのため,構造主義生物学探求の中で「構造主義科学論」を生み出していった。15年間無視され続けられたその発想を継承し,西條は「構造構成主義」をうち立てていく。世代の架橋となる2人の対話を収録。メタ理論をどう発想しどうつくりあげてるのか。軽妙な語りの中にエッセンスが詰まる。

科学の剣 哲学の魔法―対談 構造主義科学論から構造構成主義への継承の感想・レビュー・書評

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  • 人間の本質は表せるけれど、複雑。

    ―目が一つの人とか、無脳の人とかは生まれる事があるがすぐに死んでしまうよね。こういう人たちは人間の本質から外れているのか、いないのか、難しいね。手がゲジゲジみたいに百本生えているような人は一瞬たりとも存在したことは無いわけだよ。それは人間の本質から外れているって言ったって大丈夫だよね。だけど、平均の標準偏差みたいなものを出して、「ここから下は異常です」って言う。それで、この人は人間の本質から外れていると言い出すと、それはとんでもないウソになる。

    ―現在これまでに生まれた全人類の6~12%程度生きている。ネオダーウィニズムの考えでいけば、突然変化や進化が起こらない方がおかしい。システムは突然変異と自然選択じゃ進化できない。

  • 「構造主義生物学」および「構造主義科学論」の提唱者である池田清彦と、池田の議論を継承して「構造構成主義」を立ち上げた西條剛央の対談を収録しています。

    ただ、お互いに非常に近い立場にあるためか、理論的な問題について意見を戦わせつつ問題を掘り下げていくような議論は見られません。著者たちの研究の方法や学問に対する心構えといった、比較的ソフトな話題が中心になっています。

  • 認知心の時にこれと構造構成主義研究1と2をまとめて買っていったので
    北大路書房さんにはどんだけはまってるんだと思われただろうなー。
    はまってないですよ。飛び込んだんですよ。意図性はある。

    楽しそうに話しておられていいなぁと思いながら読んでました。
    私はきっと、まだまだで、がっかりさせる発言しかできないのだろうな
    とも思いつつ。アウトプットの場数が少ないせいか?
    これからどうにかなるレベルなのだろうか。勉強せねば。

    「シニフィアン・シニフィエ・同型性」って何だったっけ?ということに
    なりました。補足説明でますます訳が分からなく。
    そういえばソシュールを真面目に読んだことが無かった。
    どちらにしろ恣意性は私の研究の中でかなり重要度が高いので
    やっておいても無駄ではないし、むしろやらねばならないことなんだろう。

    研究をしてる人が皆こんな風に優しくて賢くて謙虚な人ばかりだったら
    どれだけ素晴らしいだろうと。
    それは多様性が無くなるからだめなのか。
    そもそもそんな世界には私が入る余地なんてない。


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