心の輪郭: 比較認知科学から見た知性の進化

著者 :
  • 北大路書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762825088

作品紹介・あらすじ

私たちの心は,どこまでがヒトに独自なもので,どこからがほかの動物と同じなのだろうか……。心理学の領域にとどまらず神経科学,生物学,工学などの知見を駆使し,多面的にヒトの「心の輪郭」を浮かび上がらせる。はるか以前に分岐した生物種間の行動を比較し,ヒトという存在の独自性に迫る比較認知科学からの挑戦。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに偽りなし,です.
    あくまでも輪郭であって,メカニズムについての記述はありません.

  • そもそも脳とは何かという認識が変わった。一見複雑に見える行動も、単純なモジュールの組み合わせで実現できるのは興味深い。
    自分が知らぬ間に持っている動物的傾向に気をつけていきたい。

  • 「知的」行動はモジュール化し階層的に積み重なって多領域に関係することで進化することを、様々な昆虫/動物生態実験を通して、動物もヒトも変わらぬ認知過程を浮かび上がらせた入門書。結果よりも、どのように認知を計るのか実験を含めた思考過程プロセスそのものが面白く興味深い。

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著者プロフィール

名古屋大学大学院情報学研究科教授

「2022年 『認知科学講座2 心と脳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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