自己調整学習の実践

ディル・H.シャンク バリー・J.ジマーマン 塚野州一 伊藤崇達 中谷素之 秋場大輔

• 北大路書房 (2007年9月13日発売)

作品紹介・あらすじ

自己調整に関する研究の教育的適用に中心を置いた最初の一冊。小学生から大学生まで，作文，文章読解，算数，統計など，さまざまな学習場面で自己調整スキルを獲得させるために試みられた介入プログラムを詳細に検討する。自己調整の指導を正規カリキュラムに組み込むことを視野に入れた意欲的な取り組みの数々。

感想・レビュー・書評

[gakudaiprofさんの感想 · 2020年1月1日]

小学生と大学生、特に障害がある大学生への自己調整学習を扱っている点が珍しい。
　学習カウンセラーとも一致するので実践する教師や学生にとっては大いに役立つであろう。
　また大学院生の統計を学ぶときの自己調整学習の研究を行なっているので、大学教員にとっても役立つ。ただし、もう少し具体的に細かく書いてほしかったが、参考文献で当たるしかないのが残念である。

[tane1985さんの感想 · 2012年12月9日]

訳が少し読みにくいところがあり、すっと入ってこない部分もありますが、自己調整学習や自己モニタリングについて詳しく述べられていて興味深いです。

自分の知や学習方法を常に振り返り、意図的に修正していくことの大切さを感じます。