- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784762826221
作品紹介・あらすじ
現在,メタ認知概念の実用的価値への期待が先行し,研究における概念の位置づけがやや不明確となっている。本書は特に学習に関するメタ認知研究の現状と可能性を論じ,メタ認知の理論研究から応用研究までを幅広く網羅,読者の正確な理解を助けるとともに,日常の学習場面におけるメタ認知活用の足がかりとなることを目指す。
感想・レビュー・書評
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『メタ認知を学ぶ、最初の一歩』
メタ認知の研究はけっこう煩雑としている部分があります。
この本の著者、三宮真智子氏はメタ認知をわかりやすく体系化しているので、まずはここから学ぶとスムーズです。
理論書の中では比較的わかりやすい部類に入るので入門書としてもGood。
■ メタ認知について理論的に知りたい!
■ メタ認知を学んでみたけどよくわからなくなった……
■ メタメタメタメタメタメタメタ
そんな人はこの1冊で。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メタ認知。学習方法で躓いている子供たちには、メタ認知方略を獲得させることが効果的。納得。PISA型学力テストで上位を占めるフィンランドの国語教科書なんかは、このメタ認知方略を活かせている。教育現場では子供たちに、モニタリングの繰り返しを意識的に促していきたい。読み終えて、心と脳の関係に興味がわいてきた。
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専門書だけど、読みやすいです。私の様な認知科学初心者にはオススメ!
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メタ認知とは認知についての認知を意味する。(p.2)
教育の重要な役割は,認知の他者調整から自己調整への移行を促すことにある。(p.6)