愛の心理学

  • 北大路書房 (2009年10月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (364ページ) / ISBN・EAN: 9784762826948

作品紹介・あらすじ

愛の本質について第一級の研究者がまとめた最良のパースペクティブ。生物学的視点(進化論,愛着行動,選択の神経メカニズム),社会的視点(類型論,意味論,複式理論,協働関係),文化的視点(異文化比較,個人主義-集団主義,など)を網羅し,諸理論の特質と相互関係について整理する。「愛」の研究上の必読書。

感想・レビュー・書評

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  • 医学部分館2階心理学 : 141.6/STE : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410169578

  •  スタンバーグの「愛の三角理論」って、ご存知でしょうか?
     ざっくり言うと、愛とは、親密性・情熱・コミットメントの3要素によって成り立つものなのだとか。そして、これらの要素の組み合わせによって、愛のかたちは8タイプに分類されるのだそうです☆

     恋愛に関する心理学の入門書や解説書を読む人なら、高頻度で見かける理論名なのです。
     ロバート・J・スタンバーグ本人の著書は、書店で滅多にお見かけしません。愛の三角理論について取り上げている人の多くは、きっと実際に読んだことがないですよね? しかし、人を責められないのです。自分こそ、出どころの分からない情報を半端にネットで読みかじって、知ったかぶりで振りかざしていなかったか……?
     自分は運が良かったのです。ご本尊による書籍(翻訳版ですけど)に出会えたのですから。
     ……と、自らへの戒めもこめてココに記す次第です★

     本書の感想を一言でまとめると(誰もまとめろとは言っていないけれどね★)、「人が人を愛するメカニズムについて学術的に考察を深めていっても、あたたかい気持ちと希望を保てる良書だ!」で。
     そもそも、恋愛とは何か? 人類の繁殖活動及び進化に端を発する現象です。優秀な遺伝子を残そうとする働きゆえに、人は異性に魅力を感じると言えるのです。
     それゆえに、「好みは人それぞれ違う」と思いたくても同じ人がモテたり、このタイプ同士は相性が良いという法則が見えたりする。スタンバーグは、恋愛の共通特性を最も言い当てた研究者の一人なのです★

     こうした恋愛論を学ぶのは興味深くもある一方で、「粋がったところで、生まれてくること自体がほぼ没個性の量産型活動なのか★」と、つまらなくなる時もしばしばで困ってるんですが。スタンバーグご本人が解く恋愛に触れられて幸いでした♡ 人間の愛は単純にオスとメスがくっつくような話じゃないと感じられて、励まされる何かがあるほうの本でした。

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著者プロフィール

和田 実(わだ みのる)
三重県に生まれる
1988年 名古屋大学大学院教育研究科博士課程単位取得満了
現 在 名城大学人間学部教授 博士(教育心理学)
 <主著・論文>
青年心理学への誘い――漂流する若者たち(共著) ナカニシヤ出版 2002年
喪失体験とトラウマ――喪失心理学入門(共編訳,J. H. ハーヴェイ[著]) 北大路書房 2003年
パーソナルな関係の社会心理学(共監訳,W. イックス & S. ダック[編]) 北大路書房 2004年
男と女の対人心理学(編著) 北大路書房 2005年
心理学入門(共著) 川島書店 2008年

「2016年 『対人関係の心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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