学習設計マニュアル: 「おとな」になるためのインストラクショナルデザイン

  • 北大路書房
3.07
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本棚登録 : 138
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762830136

作品紹介・あらすじ

自らの学びを,効果的で効率的で魅力的にデザインし,「学」んで「問」える「おとな」へと導く19の方略を提供する。メタ認知,ID理論,自己調整学習など,学び方を学べる本。明確な学習目標,具体的でわかりやすい事例,理解を深めるための練習問題とフィードバックを各章に配置した「設計マニュアル」シリーズ第4弾。


◆主な目次

はじめに:学び方を学ぶとは?

●第1部 自分の学びと向き合う
第1章 自分を取り巻く学習環境を知る
第2章 学習スタイルを把握する
第3章 学び方を振り返る
第4章 学びの深さを考える
第5章 学問分野の特色を把握する

●第2部 学びの場をつくる
第6章 学び合う下地をつくる
第7章 意見を出し合い整理する
第8章 仲間と力を合わせる
第9章 時間を管理する
第10章 失敗に強くなる

●第3部 学び方を工夫する
第11章 学習意欲を高める
第12章 理解を促す
第13章 出入口を明確にする
第14章 課題に合った学び方をする
第15章 実践に役立つ学びにする

●第4部 これからの学びを考える
第16章 これからの学びを想像する
第17章 学習スタイルを拡張する
第18章 自己調整学習者になる
第19章 アクションプランをつくる

感想・レビュー・書評

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  • 学びとは何かと模索している中で出会えた本。授業づくりや校内研究の組み立てを考える上で役立ちました。

  • 個人的には前半が好き。真ん中あたりはそこまで興味ない。後半を読んだら実行せよって感じになる。
    あんまりじっくり読むのではなく、ささっと読んでさっさとキャリアプラン作って活動しようぜ、って内容な気がする。

    第1章
    高校まではプール。大学は海。
    学習指導要領に沿って進められるか否か。

    高等教育は変わる。企業が大学の卒業証書よりも、自社の業務に関する知識やスキルをもっていることを重視するならば、それを証明するのにネットコースの認定書が十分だと判断すれば、大学に行く必要がなくなる可能性がある。

    学びは1人ですべきでない。
    アウトプットしてみよう。

    第2章
    アドラー心理学。
    ライフスタイルの二つの軸。
    ・対人関係優先←→課題達成優先
    ・受動的←→能動的
    これで四分類するらしい。
    →「消極・課題」パターンと「積極・課題」パターンの狭間にいる自分は四分類のうちどれか特定分類に限定できない。

    VAKT学習スタイル
    →T触覚型学習者のような気がするけどV視覚型学習者の線も捨てきれない。A聴覚型やK運動感覚型は絶対ない。

    第3章
    認知主義的学習観、これ大事。

    読む、見る、聞く
    ★それは本当か、なぜそうなのか、疑問を持ち、批判的にとらえることは、その情報源を評価することになる。何を思ったのか、メモるのもよい。
    また、事前にそれらを行う目的、表されているものが何か、何が得られるのか、考えておくべき。

    書く
    メタ認知で特に重要。思考の外化によって整理し、また取り入れることが思考の内化となり、相互作用で理解が深まる。どこがよかったかを書いたり、わからないことをコメントしたり。

    第4章
    個人的知識:直接体験して得た知識、会ったことがある人、いったことがる場所など
    手続的知識:泳ぎ方、ピアノの弾き方、フランス語の話し方など
    命題的知識:地球は太陽のまわりをまわっている、鎌倉幕府は1185年に成立したなど

    ●●は事実である、と誰かが言った時、それは「単なる意見」なのか、「信憑性のある主張」なのか、検討すべき。
    出典:Z会編集部 2016 P.13
    ・誰にとって、これは真実なのか。
    ・どんな根拠があって、真実だと主張されているのか。
    ・子の知識に関する主張は。私が以前から真実だと信じている知識に関する主張と一致するのか、それとも矛盾するのか。
    ・どの程度社会は、この主張が真実であることを信頼しているのか。
    ・どの程度私は、この主張が真実であることを信頼しているのか。
    ・この主張が真実だと認めると、どういう結果になるのか。
    ・私がこの主張を確かだとみなすかみなさないかで、どういう違いが生じるだろうか。
    ・もし私がこの主張の真実性を認めないとしたら、どんな結果に直面するだろうか。

    第13章
    学びの出入口
    出口:学習目標を設定。Wordの使い方を教わる、ではなく、Wordを使って画像入りの年賀状データを作成できるようなる、など。
    入口:学習者の状況を理解。前提条件として日本語がわかるか?関連知識として●●を知っているか?学習意欲はあるのか?学業レベルとしてどの段階か?学習方法の好みは個別よりもグループが好きなのか?テキストよりも視覚にうったえる図形が好きなのか?

    第16章
    70歳になっても働かないといけないのは明らか。→どうせするならその時点で楽しくできるようにキャリアプランを考えるべき。21世紀型スキル(ATC21s)

    第19章
    キャリアプランを作ろう。
    今の自分となりたい自分のギャップを確認して、数か月または1,2年くらいの期間で計画をたてよう。

  • 大学の新入学生向けに書かれた大学教育における学習者の立ち位置を学ぶという体だが社会人も読むべき内容である。
     教える人、教えられる人と二分して考えがちであるがもともと学習とは学ぶ側当人がデザインしたした方が効率的である。大量消費・大量生産と同じ理屈で暑中等教育に放り込まれてしまうとその点について見落としがちである。
     この書籍は学習に関する研究等を引用し学ぶ人自身がカスタマイズして学びを作っていくための手引き=マニュアルになっている。
     書籍自身がこの学びのあり方を実践しているので「教科書」「教材」として参考にする価値もある。一粒で二度美味しい。

  • 自身の大学の授業に,インストラクショナル・デザイン視点を入れてから,15年がたった。当初は,教材設計マニュアルを利用し,今は,自分が分担執筆者にもなっている授業設計マニュアルを活用している。「教え方」を学ぶための本として活用しているわけだが,やっていると,「これは学び手である自分に置き換えてみると,学習の手引となる」ということを実感できるようになり,大学の講義においてはそうしたことを伝えようとしてきた。

    そうしたなんとなくの思いが学習設計マニュアルという書籍には,見事に反映されている。自分の学びをデザインするという視点から,章立ては比較的細かく用意されている。大学での導入教育等で活用することを意図しており,非常にわかりやすい。それだけではなく,大学院生にもおすすめしたいと思った。

    本書は,教育工学を研究するという立場からも,興味深い書籍である。教授ー学習デザインを考える際に,どの点から考えればよいか,その視点を提供してくれる。

  • 【書評】急速に変化する社会を生き抜くためには、自身の学び方をまず知ることだ『学習設計マニュアル』

    本書は自分の「学び方」について振り返り、今後学んでいくにはどうしたらいいかを考えさせてくれる。
    「学び」というとつい学校教育を想定し、自分はもう大人だから関係ないと思いがちだ。
    しかし急速に様々な物事が変化する世の中では、
    一生学び続けなければ取り残されてしまうだろう。

    本書を読めば、様々な教育理論の観点から「得意な学習スタイル」と「苦手な学習スタイル」が浮き彫りになる。
    そうすることで自分がより伸ばすべきところや、克服すべきところが見えてくる。

    そしてゴールは「アクションプランを立て、行動に移す」ことである。
    よく「あの人みたいになれたらなぁ」と語る人も多いが、決して今の自分から変わることは不可能なことではない。
    自分自身の足りないところがあるのであれば、そこが足りるようにアクションすればいい。
    その助けとなる学び方は、本書に書いてあることをヒントにすればいいのだ。

    また本書では章ごとに「最初に考えてみよう」「もう一度考えてみよう」「練習」と自身のアウトプットの場が用意されている。
    読みっぱなしではなく、しっかりと学んだことや整理したことをアウトプットできる部分が本書のポイントだ。

    私は自身の将来に不安を覚えている。
    自身の着想力が乏しいことに気づいたからだ。
    ただ、今気づけたことが何より幸いだ。
    乏しいこと=伸び代であり、自分の今後のアクションに気づくことができたから。
    これからの厳しい社会を生き抜くために、
    本書を参考に日々学んでいきたい。

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=330683

  • 10歳までに決まるライフスタイル
    自分が何を大切にして生きていこうとするか

    視覚型学習者、らしい
    安楽でいたい

    メタ認知とは自ら認知についての認知

    読むこと、見ること、聞くことについての学びを調整するのは、実は同じようなこと。




    自らの学びを,効果的で効率的で魅力的にデザインし,「学」んで「問」える「おとな」へと導く19の方略を提供する。メタ認知,ID理論,自己調整学習など,学び方を学べる本。明確な学習目標,具体的でわかりやすい事例,理解を深めるための練習問題とフィードバックを各章に配置した「設計マニュアル」シリーズ第4弾。


    ◆主な目次

    はじめに:学び方を学ぶとは?

    ●第1部 自分の学びと向き合う
    第1章 自分を取り巻く学習環境を知る
    第2章 学習スタイルを把握する
    第3章 学び方を振り返る
    第4章 学びの深さを考える
    第5章 学問分野の特色を把握する

    ●第2部 学びの場をつくる
    第6章 学び合う下地をつくる
    第7章 意見を出し合い整理する
    第8章 仲間と力を合わせる
    第9章 時間を管理する
    第10章 失敗に強くなる

    ●第3部 学び方を工夫する
    第11章 学習意欲を高める
    第12章 理解を促す
    第13章 出入口を明確にする
    第14章 課題に合った学び方をする
    第15章 実践に役立つ学びにする

    ●第4部 これからの学びを考える
    第16章 これからの学びを想像する
    第17章 学習スタイルを拡張する
    第18章 自己調整学習者になる
    第19章 アクションプランをつくる

  • (図書館員のつぶやき)
    人間は生まれながらにして学びの機能が備わっていますと書いてありました。これってすごくないですか!それは学校だけではなくて日常生活においてもですよね。ちょっとお堅いタイトルですが、この本で”学ぶ”を振り返って、前向きになるかも知れませんね。どがんね、借りてみらんね。

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著者プロフィール

鈴木克明(すずき かつあき)
国際基督教大学教養学部(教育学科),同大学院を経て,
米国フロリダ州立大学大学院教育学研究科博士課程を修了,Ph.D(教授システム学)
東北学院大学教養学部助教授,岩手県立大学ソフトウェア情報学部教授などを経て,
現在:熊本大学教授・教授システム学研究センター長・大学院教授システム学専攻長
専門:教育工学・教育メディア学・情報教育
主著:
教材設計マニュアル 北大路書房
授業設計マニュアル(共編著) 北大路書房
研修設計マニュアル 北大路書房
学習設計マニュアル(共編著)北大路書房
放送利用からの授業デザイナー入門 日本放送教育協会
教育工学を始めよう(共訳・解説) 北大路書房
人間情報科学とeラーニング(共著)放送大学教育振興会
eラーニングファンダメンタル(編著) 日本イーラーニングコンソシアム
インストラクショナルデザインの原理(監訳) 北大路書房
最適モデルによるインストラクショナルデザイン(共編著) 東京電機大学出版局
学習意欲をデザインする(監訳) 北大路書房
インストラクショナルデザインとテクノロジ (共監訳) 北大路書房
Online Learner Competencies(共著) Information Age Publishing
ストーリー中心型カリキュラムの理論と実践(共編著) 東信堂
インストラクショナルデザインの道具箱101(監修)北大路書房
インストラクショナルデザインの理論とモデル(共監訳) 北大路書房
大学授業改善とインストラクショナルデザイン (共編著)ミネルヴァ書房
職業人教育と教育工学 (共編著)ミネルヴァ書房

「2020年 『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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