十二番目の天使

  • 求龍堂
3.69
  • (363)
  • (332)
  • (635)
  • (45)
  • (22)
本棚登録 : 2896
感想 : 377
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763001061

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ビジネスで成功し、愛する妻と一人息子とともに故郷に帰ってきたジョンは、その二人を突然の事故で失い、生きる気力を失う。
    自殺を考えている彼の元に、旧友がやってきて、リトルリーグの監督になって欲しいと依頼する。
    もとリトルリーガーだった彼がはっきりと断れないうちに、メンバーが決められ、シーズンが始まる。
    その彼のチームに入った一人の小柄な少年ティモシーの姿は、彼の亡くした息子を思い出させる。ティモシーは、野球の能力にはかなり問題があるものの、人間としてすばらしい少年だった。

    オグ・マンディーノの作品の中でも、泣かせる力№1ではないかと思われる作品。

  • 体も小さくとても体力的にもみんなと合わない。
    でもやる気と勇気で少しずつやれるようになっていく。
    そんなことをきずかせてくれるお話です。
    出てくる人物がみんな優しい彼の周りはやさしさの渦なんだな、その渦の中心が彼なんだな。

  • 妻子を失い、絶望の果てに自殺を決心したジョンを救ったのは親友ビルと12人の天使。
    その中でも特に一番チビで一番野球の下手なティモシーの前向きな姿勢に彼は心打たれていく。ティモシーは「毎日、毎日、あらゆる面で、自分はどんどん良くなっている!」と自分にいい聞かせてる。
    野球は一番下手だし、体も誰より小さいけれど、誰より大きな声でみんなの応援をする。
    「絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめない!」と仲間にそして自分に言い聞かせていた。とても元気をもらった作品。

  • 【自分にとって重要な本】
    昨夜1時頃、読みかけの「十二番目の天使」(オグ・マンディーノ著)を読んだら、そのまま引き込まれてしまった。
    読みながらずっと涙が出続けて止まらなかった。本を読んでここまで泣いたのは、「みんな大好きIII」山元加津子講演録以来かな。いや、それ以上だ。
    ただの感動小説ではなく、がんばり、勇気、自分へのエール、目標設定、宇宙の法則、魂の計画等々たくさんのことを教えてくれる。
    そしてカバーなどへのこだわりが、出版社求龍堂の作品に対する思い入れも感じさせる。素晴らしい出版社だと思う。
    現在30万部以上のベストセラーとなっている本だが、その前に紹介していただいた師匠に感謝。人生に影響を与える本との出会いはステキだ。(HPの日記より)

    今年読んだ80冊以上の本の中からのベストを挙げておく。これは私の記録のため。こんなに本を読んだのは生まれて初めてである。全ていろいろな本をすすめていただいた方々のおかげです。どうもありがとうございました。(2001.12.31HPの日記より)
    【全般】
    1.「本気で生きよう!なにかが変わる」丸山浩路:1999年
    2.「絵物語・生きるということ」飯田史彦&chie:2001年
    3.「人生の価値」飯田史彦:2001年
    4.「お日様気分」笹田雪絵:2001年
    5.「運命の貴族となるために」ジョン・マクドナルド:1996年
    6.「十二番目の天使」オグ・マンディーノ:2001年
    7.「神道 感謝のこころ」葉室頼昭:2000年
    8.「変な人の書いた成功法則」斉藤一人:1997年
    9.「降っても照っても大丈夫」中野裕弓:2000年
    10.「手話あいうえお」丸山浩路:2001年
    11.「愛と慈悲のガユーナ・セアロ」寺岡可江::2001年
    12.「聖なる光」(画集)chie:2001年

    ※原書The twelfth angel(1993年)
     2001.5.25購入@読書のすすめ
     2001.7.10読書開始
     2001.7.15読了

  • ようやく読み終えた。15章、263ページの本に何度、読むのを中止して泣いたろうか。これ程泣かされた本は人生で初だ。自分が今置かれている状況がそうさせているのかとも思ったが、訳者あとがきを読んで、必ずしもそうではないことがわかる。私は浅田次郎にも泣かされた口だが、彼の場合読者を泣かせる勘所、ツボを知り尽くしていていわば禁じ手を巧みに使用して泣かせる。しかしこの本は物語自体の自然な流れの中で、一つ一つのエピソードが涙を誘う。カーテンで仕切られた病室で、何度嗚咽が漏れないように涙を拭っただろう。「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなっている!」「絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、絶対にあきらめない」自分の死期を知っている11歳の子の生き方はこれからの指標として肝に銘じたい。

  • 妻と息子を亡くしたジョン・ハーディング。彼は明るく元気な頑張り屋、ティモシーに出会い救われていく。

    泣いた。心が洗われる。
    自分の人生を受け入れて、全力で過ごすティモシーの小さい背中に1日1日の大切さを教えられた。

    自己暗示
    毎日、毎日、あらゆる面で私はどんどん良くなっている!

  • ティモシーの魔法の言葉
    「毎日、毎日、あらゆる面で、
    僕はどんどんよくなっている!」
    「絶対、絶対、絶対、
    あきらめない」

    ティモシーの
    誰にも認められていなくても
    強い意志をもって自分を鼓舞して
    チームの皆を鼓舞して
    常に一生懸命前向きに歩む姿に
    本当に感動しました。

    自分を信じる ことも
    仲間を信じる ことも
    とっても難しいけど、
    諦めずに信じることが
    大切なんだなって思えた◎

  • かなり昔の本だが色褪せていない。失意の底にあった成功者を死期迫るチビッ子が諦めない心と向上心を示す生き方で目覚めさせる。

  • 何度読んでも泣く本です。
    それは「いのち」の重みや、生きることへのひたむきさ、純粋さがあるから、だと思います。

    ティモシーは病を患っていても、野球で大活躍できなくても、
    チームのために「絶対あきらめるな」の声援をひたむきに送ります。
    自分の置かれている状況はとても苦しいのに、
    それでも「チームのみんなのために」。
    小さな少年の、あたたかくて大きな勇気に、
    いつも励まされます。

    かれこれ12~3年前に、文化祭で劇をしたときから、
    ずっと大好きな物語です。

  • 米国の子供たちの野球への愛情と、ひたむきな11歳の少年のネバー・ギブアップ精神は涙なくして読めない、そして励まされる素晴らしい小品でした。リトルリーグのお荷物ティモシーと息子を亡くして心に傷をもった監督ジョンの心の触れ合い。そして少年の努力と成長。元気に応援をする少年への11人のチームメイトの暖かい友情。野球の試合運びがこれほどまでも生き生きと描写されるのは、如何に米国で野球が愛されているかを改めて感動的に感じます。私たちも小さい頃、野球に情熱を感じて遊んだ日々が懐かしく思い起こされます。特に少年が最後の試合で遂にヒットを打つ場面は目頭が熱くなります。そしてティモシーの悲しい病死。「毎日毎日あらゆる面で僕たちはどんどん良くなっている」「僕は絶対に絶対にあきらめないぞ」は少年の健気な人生への肯定的な姿勢です。そしてジョンも立ち直るのです。

オグ・マンディーノの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アレックス シア...
スペンサー ジョ...
アレックス シア...
綿矢 りさ
アレックス・ロビ...
綿矢 りさ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×