舟越桂作品集 立ちつくす山

  • 求龍堂 (2001年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784763001085

感想・レビュー・書評

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  • どっかの美術館で舟越桂の彫刻を生でみて、なんでかよく分からないけど泣きそうになったことがあります。それがなんでかも言葉にしなくてもいいような、ただどうにもできないような、なんにもしなくていいような気持ちになります。

  • 本作品集は、桂氏の従来の作品に見られた「静謐」に加えて、「痛み」「不自由さ」「重み」が感じられた。見ていて、不安も感じたが、それが自分の姿であることにも気づき、安心したりする。

    44頁にあった一文「人は山ほどに大きな存在なのだという思いが、突然やって来た。」に、宇宙の真理は細部に宿る、ということを感じた。それが彼の作品だ。奇をてらったものはなくとも、真理が宿っているのだ。山のような大きな存在の真理が。真理という言葉は適切ではないかもしれない。実存と言い換えた方がいいかもしれない。色々考えるが、言いたいことは言葉を超えたもの、なのである。

  • 作品タイトルがいつも素敵で、たまらない。

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著者プロフィール

彫刻家。1951年岩手県盛岡市生まれ。楠(くすのき)を素材に、端正な表情のうちにも時代を越えた空気を感じさせる等身大の木彫を多く手がける。性別を感じさせない半身の人物像を特徴としており、2004年からは、両性具有の身体と長い耳をもった像「スフィンクス」を多く手がけた。2024年3月逝去。

主な彫刻作品
「トラピストの聖母子」(函館トラピスト修道院)、 「妻の肖像」、 「森へ行く日」(東京国立近代美術館蔵)
「夏のシャワー」(世田谷美術館蔵)、 「言葉の降る森」(広島市現代美術館蔵)、 「水に映る月蝕」
 「スフィンクスの話」(ヴィースバーデン美術館蔵)、 「戦争をみるスフィンクスⅡ」、 「海をゆるすために」
 「私は街を飛ぶ」

主な自著・作品集
 『森へ行く日』(求龍堂)、 『水のゆくえ』(京都書院/青幻社)、 『言葉の降る森』(角川書店)
 『立ちつくす山』(求龍堂)、 『夏の邸宅』(求龍堂)、 『個人はみな絶滅危惧種という存在』(集英社)

「2024年 『おもちゃのいいわけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

舟越桂の作品

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