恋愛旅人

著者 :
  • 求龍堂
3.05
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本棚登録 : 44
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763001108

感想・レビュー・書評

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  • 方向音痴で危ない目にも遭っているのに外国で一人旅するのってすごく勇気ある。大変なことのほうが多そうだけど、何かを通してではなく、ちゃんと自分の目で見ることができるのは羨ましいと思った。

  • いつか角田さんのような旅がしてみたいと思う。だけど角田さんのような恋はごめんこうむりたい。角田さんの恋がどんなものか知らないくせにこんなことを言うのは失礼だけれど、でも角田さんのいくつかの小説を読んで、そう思う。だけどそれらは私が知っている恋に、とてもよく似ている。
    そしてやっぱり旅と恋はよく似ていると思う。
    角田さんが初めて旅という旅をしたのは、24のときなのだそうだ。もうすぐ、私も24になる。
    20140816

  • すごく良かったです!
    角田さんが、1人でアイルランドやらスリランカやらモロッコを旅した話。
    いくつかのエピソードを軸に一つ一つのお話は短く、軽妙なテンポでつづられているので読みやすい。

    ややシニカルなのがまたいい。
    これ読んだら一人旅に出たくなっちゃうよ!
    誰もが素敵な旅をできるわけではないと思うから、角田さんは何かを持ってるんだろうな。
    運か、人柄か、感性か、何なんでしょ。
    でも、旅先で知らない人についてっちゃうのはだめー。

    モロッコで荷物を乗せたバスに撒かれて、人っ子一人いない灼熱太陽の下で田舎道を歩いている時に空から視線を感じるくだりが好き。

    以下、引用。
    「単純な美しさというものを好きになれない。…ペンキの一箇所もはげていない、赤や青の建物も、また、建物に描かれた花や飾り文字や、そんなもの好きになれない…空き缶の一つも落ちていない、スナック菓子の空き袋の落ちていない公園の芝生もきらいだ。生ぐさくない魚屋や、血のにおいのしない肉屋もなんだか胡散くさく思える。」激しく同意。

    「…それでもその場所をでるとき、その場所は引き止めてはくれない。いかないでくれとすがってくれることはない。たとえそこで生まれたとしても、何十年暮らしたとしても。そんなあたり前のことをわかっていながらやはりいつのまにかある場所を深く思う。」

    「場所を思うことは恋に似ている、…」

    「場所と自分と、なにかしらかかわりあい混じり合う接点を見いださなければならないのに、それがまったく見つけられない軽い恐怖感、その場て言葉を何一つ持たないというたよりなさ。…そして私は、そのたよりなさがそんなに嫌いではないことに気づいた。」

  • 人は誰でも旅先で出会いがあるのだろうか?飛行機で騒ぐおじさんの話が面白かった。自分はどんか旅をするのだろう。

  • 角田さんの、バックパッカー記録。

    前半は、異国での出来事を日記調に書かれておりリアル感があります。
    旅先でのシュールな出会いが、笑えました。
    角田さん、ホントに色んな経験されてるなあと・・・


    後半も、その地での出来事を綴ったものです。
    しかし、その地での出来事、角田さんの感情、周囲の景色などが
    うまくミックスされており、単純な旅先日記ではない、しっかりとした深みがある。
    異国情緒に富み、かつ何となくセンチな気分にさせてしまう
    文章はさすがです。

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