遠い楽園の記憶―小野田維画集

著者 :
  • 求龍堂
4.14
  • (4)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 17
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763001269

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 出遭ってしまった。一目でその世界観の虜になりました。目が離せない。クレーの絵を昏くしたような。「熱帯の動植物を描いてしまうことが不思議だったが、人類の原産地がアフリカだと知り、目から鱗だった」と小野田さん。だからかな…心をワサワサ揺さぶられるような、何かに呼ばれているような気がするのに心安らぐのです。作品には、栗田有起さん『オテルモル』の単行本の装画が!文庫本じゃなくて、やっぱり単行本で買えばよかった★他に星野智幸さん『水族』村山由佳さん『星々の舟』。清水の舞台から飛び降りて購入。

  • 星野智幸「水族」を読んで以来、ずっとこの街へ行きたかった。

    そのほとんどが「箱舟」と呼ばれる水上都市。
    海の上に大きな船があり、その船の上に家が立ち並ぶ。
    そして家々の隙間に埋められるのは緑の植物。

    美し過ぎてうっとりしまくりなのだが、それ以上に懐かしさも感じる。
    こういう懐かしさは、自分が幼い頃に憧れた夢想の断片との重なりなのだと思う。いっぱい夢見て、膨らませて、絵に描いて、それだけで楽しんでいた幼き日の自分を思い出した。

    あとはこの静止した都市に人間の姿が見えないのがいい。
    ひっそりと、どこかに潜んでいるであろう人間。
    見つかるまで探したいと思う。

    不思議と心地よいので、今日はこの本の中に潜ることにする。
    きっといい夢が見られる。

  • 夢のような、人の気配を感じない死の世界のよう。

全4件中 1 - 4件を表示
ツイートする