チョコレ-ト・アンダ-グラウンド

  • 求龍堂
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感想 : 526
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  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763004208

感想・レビュー・書評

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  • 健全健康党の施策によりチョコレートが禁止された世界。ハントリーとスマッジャーは、権利と自由を取り戻すためチョコレートの密売を始める。

    選挙に行かないとこうなるぞ、ということを分かりやすく物語化した作品。過度な抑圧は逆に革命のきっかけとなる、という教訓も学べる。
    童心に戻りワクワクしながら読むことができた。最近アレックスシアラーを知り読み始めて3冊目、ほかの作品も読んでみたい。

  • アレックス・シアラー好きになったきっかけの本。チョコレートのために子どもたちが革命を起こす!…って、なんとも児童書らしいストーリーだが、他のシアラー作品にも見られるように社会的なメッセージが込められている。読めば胸が熱くなって走り出したくなるような小説。

    ☆勝手にイメソン
    Believer(イマジンドラゴンズ)

  • とにかくチョコレート

  • 読み終わったら、間違いなくチョコレートが食べたくなるはず。

  • 映画版より。
    長編に部類されるが、映画にはなかった会話や動きがあって良い。割とサクサク読める。
    ハントリーとスマッジャーが対照的な性格であることも面白い要素の一つ。

  • 児童書だしサクッと読めるでしょ
    と思ってたら…
    翻訳本が久しぶりでちょっと苦戦…

    少年とおばさんの冒険物語で
    最後はスッキリ!!!
    チョコレートが食べたくなる!
    プチ断食中に読む本じゃなかった
    とにかく…選挙は行っておこう!
    声をあげよう!
    ってことよね。

    小学生…高学年くらいの子にオススメしたい1冊

  • 近所の小学生みんなに配ってみたい。

  • 500ページの本があっという間に読み終わっちゃった。普通の少年2人がちょっと勇気をふりしぼることで自由と正義を手に入れていくラストに、わたしまで勇気をもらった。少年が世界を変えていく姿に、晴れやかな気持ちにさせられた。「すべて人にチョコレートを!!」というセリフがとても印象的。もし健康健全党が政権を握っちゃったら生きている意味が無くなっちゃうかも。わたしは、チョコレートのために戦えます。笑

  • 期せずして「一九八四年」に続きディストピア小説。しかし児童向けなのでラストは後味良し。
     健全健康党がなぜ政権を取れたのか、という主人公の疑問に対し、誰もこんな馬鹿げた政党が当選するなんて思わなかったし開票にも行かなかった、と母親が説明していた。そんなバカな、と一笑に付すことができないほど説得力があった。
     子ども向けらしく、尋問にも耐え、再教育キャンプに送られても正気を保っていたり、かなり運任せの杜撰な革命計画だったりするが、スリル満点のワクワクさせられる展開でぜひ子どもの頃に読んでいたかった小説。

  • チョコレートを禁止された世界。自由とチョコレートのために戦う子どもたち。チョコレートだからまだワクワクして読めるが、底知れぬ恐怖もある。こんなふうにいつのまにか何かが奪われてしまうことは現実的にもありうる。そうやって奪われてきたものもある。そうならないためにも日頃から考えること、行動することがいかに大事か。無知はきっと思うツボ。武器はユーモアと信念だ。子どもたちにもきっと響く。

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著者プロフィール

英国スコットランド北部のウィックに生まれ、現在はサマセット州に住んでいる。テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆、ガーディアン賞にノミネートされた『スノードーム』(求龍堂)などを生みだした。映画やテレビシリーズになった作品もあり、日本では『チョコレート・アンダーグラウンド』(求龍堂)を原作としたコミックやアニメ映画が制作された。他に、『青空のむこう』、『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『This is the Life』(いずれも求龍堂)、『スキ・スキ・スキ!』(あかね書房)、『世界でたったひとりの子』『あの雲を追いかけて』『骨董通りの幽霊省』(いずれも竹書房)などがある。

「2017年 『ガラスの封筒と海と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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