舟越保武・石と随想

著者 : 舟越保武
  • 求龍堂 (2005年2月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763004291

作品紹介

代表作から、静謐なる美をたたえる女性像、晩年の左手でつくられた作品までを珠玉の随想とともに綴る作品集。没後3年にあたり、待望の記念刊行。

舟越保武・石と随想の感想・レビュー・書評

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  • 作品にこめられた想いが感じられる。

  • (2011.02.27読了)(2011.02.16借入)
    舟越保武さんは、彫刻家です。舟越桂の父親です。
    1912年12月7日に岩手県二戸郡で生まれました。
    1925年4月に盛岡中学に入学。松本竣介が同期でした。
    1934年4月に東京美術学校彫刻科塑造部に入学。同級生に佐藤忠良がいました。
    1939年3月に東京美術学校彫刻科塑造部卒業。
    1951年5月に次男桂が生まれています。
    1962年、長崎26殉教者記念像が完成。(1985年秋に長崎へ行った時見ました)
    1967年4月に東京芸術大学美術学部彫刻科の教授となる。
    1980年3月、東京芸術大学を退官。
    1987年1月、脳梗塞で倒れ、右半身不随となる。
    1995年12月、佐藤忠良との生涯にわたる交流をたどるNHKスペシャル「老友へ―83歳彫刻家ふたり」が放映される。(この放映も見ました。)
    2002年2月5日に多臓器不全のため死去。89歳。

    舟越保武さんの彫刻の写真、デッサン、作品にまつわる随想が収められています。
    大きい版なので、作品の迫力が伝わります。舟越さんは、ブロンズもありますが、石を掘る方が好きなようです。息子の桂さんは、同じ土俵は避けたようで、木彫をやっています。
    石彫もいいですけど、デッサンがいいですね。舟越さんに限らず、彫刻科のデッサンは、すごい力が感じられます。
    手元に置いて、ときどき眺めるのにいいけど、残念ながら、これは図書館の本です。
    どの作品も、見たように思うのですが、いつ・どこの展覧会で見たのか、定かではありません。

    ●品格(73頁)
    平凡なものを平凡に描いて、しかもその画面が、高い品格を持って人の心に深く沁み込むことこそが、作家の本来の姿勢でなければならない、と私は思う。
    ●大理石(86頁)
    大理石には少し透明度があるので、柔らかい光と影を見せて、ほのぼのとした美しさがあった。これは大理石特有のもので、他の石材にはない美しさだ。
    ●死(124頁)
    死とは、私の生命の活動を確認した歓びを遮断することであり、当然のことながら生命の歓びの切断を意味するものだ。
    (2011年2月28日・記)

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