石を積む人

制作 : 杉田 七重 
  • 求竜堂
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本棚登録 : 175
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763004352

感想・レビュー・書評

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  • 愛の一つの形。

  • ジョーゼフのちょっとダメなとこや不器用さ頑固さに「おじいさん!」って気持ちになるときもあるが、なんだかそんなところが愛しく感じてくる。ボタンイジイジについて最初は「うわぁ」って感じだったけど、それも微笑ましく頑張れって思えるようになった。
    とにかく人と人との繋がりの重大さが伝わってきた。すべてはそれなのだと思う。
    読んでいて近くにいる人、離れてしまった人いろんな顔が浮かんだ。自分もなんだか失敗ばかりだなと苦い思いがした。
    大事なのはこれなんだよ、とジョーゼフに教わったように感じた。
    いい本だった。とっても。

  • 2017年2月26日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「夫婦」。
    チャンプ本。

  • 年老いた夫婦ジョーゼフとアンの最期を描いた小説

    冒頭はジョーゼフの印象が良くなかった(失敗ばかり
    しているし、有言不実行だし…)が、妻からの手紙を
    きっかけに妻の願いを叶えるために奮闘する中で
    周囲の人を助け、自身も成長する

    ジョーゼフとアンの会話が理想の仲良しの老夫婦で
    「いいなぁー」と思いました羨ましい

    冒頭は会話部分が多くて読みづらさも感じたのが
    マイナス点、本作品はデビュー作で三部作の予定
    原書では二作目が発行されているが現時点で翻訳はされていない

  • 稀に読んだ翻訳モノ。人生の終盤を迎える一組の老夫婦。添い遂げと互いへの敬い・慈しみの深さを、見事かつ繊細に描ききる。振り返りと老いへ正直に向き合う、一分一秒を刻む時の鼓動が聞こえてくる。未だ早いが己いずれの未来…"伝えることを伝えたい"、、なんか指針になる著書に思えてくる♪。

  • 老夫婦の物語。題名から何故か淡々と物語が進むかと思ったら、かなり劇的な結末。老いに対する怯えと生きる気力と、だんだん理解ができる歳になってきたなあとちょっと思ったりする。

  • 「末永く幸せに暮らしましたとさ」というハッピーエンドの先にある物語。恐怖、後悔、怒りにもみくちゃにされながら、残り少ない時間を手探りする老夫婦が愛おしい。

    70代になった自分を想像するのは難しいが、体だけでなく気持ちも老いていく描写が真に迫り胸が締め付けられる。アンの覚悟も、ジョーゼフの孤独も、若い頃に読んでいたら目をそむけてしまったと思う。

    アンからの最後の手紙をページに挟み込んだ装丁の演出が光った。

  • 余生でやり残したことをしようと決めたジョーゼフとアンの老夫婦。しかし、実行力がないジョーゼフは、なかなか取り掛かろうとはしません。そんな折、アンは夫を残して、天国へ旅立ってしまいます。アンの望みは、やりかけの石塀を完成させること。その約束を果たすため、やり残したことに取り掛かる…。不器用で真っ直ぐな、夫婦の深い愛が伝わってくる本です。

  • 老夫婦のお互いへの深い愛がお互いを支えあって、アンが亡くなった後も思いが伝わるような仕掛けもあって、とても良い人生の終わり方だと思いました。最後に不本意な形で幕を閉じたかのようですが、いつかは引き受けなければならない死であれば、苦しまなくてそれが救いです。

  • 読んで良かった。むちゃくちゃ泣いた。近所の本屋に平積みされていたので読んだ。むちゃくちゃ泣いた。最後のメッセージは受け取る人が受け取ったのだと思う。がー。泣いたー。

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