僕らの事情。

制作 : David Hill  田中 亜希子 
  • 求龍堂 (2005年9月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763005250

僕らの事情。の感想・レビュー・書評

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  • うぅ、今じゃなかった…。
    読んで欲しいなぁ。

  • 筋ジストロフィー、重い病気を扱いながら、ユーモアたっぷりの文章で読みやすい。1992年の作なので、病気の理解が変わってくることが残念と言えば残念だけれど、心情など素晴らしい。

  • ハンディキャップを負った人に他の人と同じように接する。大人でも難しいのにネイサンはそれを軽々とやってみせる。それがどれだけサイモンとその家族に救いになったろうかと思う。ブレイディには失望した。人間の本質ってなかなか見抜けないものですよね。

  • 10年生のネイサンの親友サイモンは、筋ジストロフィーという病気のため車椅子生活を送っている。
    サイモンはユーモア・センス抜群な毒舌家でクラスの人気者。
    しかし、筋ジストロフィーは死に至る病。
    次第に衰えていく親友を見るネイサンの胸の内をさまざまな思いが交錯する。
    「めちゃくちゃいいやつ」なサイモンが病に侵される理不尽さと怒り。
    同時に病気なのが自分でなくて良かったと思っている自分がいる。

    ネイサン自身も、考えなければならない問題や悩みを抱えていた。
    家庭のこと、恋のこと、未来について。
    思春期真っ只中の少年たちは、生と死を意識しながらも、大好きなRPGで遊び、女の子の話をし、軽口を叩いて楽しい学校生活を送っていた。

    ──そして訪れるその日。

    けれどネイサンは知っている。何があろうと人生はつづいていく。
    どんなに悲しいことがあっても、生きることはすばらしい。


    目の前で実際に起きていることから目を背けることなく、真摯に向き合うサイモンとネイサン、周囲の人々の姿をユーモアたっぷりに描くニュージーランド発の青春小説。

  • 十五歳の少年ネイサンが語る、親友サイモンとの日々。
    筋ジストロフィーという病気で車椅子生活を送るサイモンは、強い個性とユーモアを持つクラスの人気者。

    ちょっと毒舌なサイモンと、彼を取り巻く友達、両親、大人たちが優しく描かれていました。

    「人は喜びと悲しみを同時に感じることができる」

    表面的な優しさではなく、悲しみも感じながら接することができる人になりたいです。

  • 車椅子で学校生活を送るサイモンの、ユーモアが切ない。

  • 死ぬ、生きる、友情。

  • (2006.05.11読了)(拝借)
    日曜日は、8時前に起きて朝食を食べながらNHK BS2の「週刊ブックレビュー」を見ています。この本も「週刊ブックレビュー」で紹介され、神さんが興味を持ち、渋谷の本屋さんを数件探し回ってやっと見つけてきて読み、僕に回ってきました。
    しばらく積んであったのですが、「おわりの雪」を読んだついでに、読んでしまうことにしました。原作は、1992年にニュージーランドで出版されたもので、日本での出版は、2005年9月です。

    物語の語り手は、15歳の少年ネイサンです。主人公は、ネイサンの親友のサイモン・ショウです。
    サイモンは筋ジストロフィーという病気にかかっている。体の筋肉がだんだん衰えて、筋力が失われていく病気だ。(21頁)
    筋ジストロフィーは病原菌によって人にうつる病気じゃない。親からの遺伝が原因で発病する。たとえ親が発病してなくてもだ。ある遺伝子を受け継ぐことで筋ジストロフィーになる。筋ジストロフィーになる確率は大体5千人に一人で、最も重い症状になるのは男の子だけだ。(22頁)
    サイモンには3歳上のカースティという姉がいる。サイモンの両親は、サイモンが筋ジストロフィーと分かってからは、もう子供は作らないと決めた。
    サイモンは、車椅子に乗っているが、体が不自由なだけで、頭が切れて、ユーモアのセンスが抜群で、みんなをよく笑わせてくれる。
    サイモンの病気は、徐々に進行し、筋力が衰えてゆきます。検査のための入院も時々します。本人も、周りもそんなに長く生きられないのは知っています。
    サイモンは、学校に通えて、みんなと交流できたことを喜んでいます。生まれて生きている間は、みんなと同じようにできることが何よりです。

    ●キッドマン先生の授業「本当の自分」(75頁)
    「何枚もの皮の下に-いくつもの円の下に、本当の自分がいます。そして、その本当の自分を人に見せるのはとても恥ずかしいと思っています。誰だって本当の自分は、恐怖、心配、戸惑いといった色んなものでできていて、そんなものを人に見せたら笑われると思っているからです-ここまではわかるわね?」
    「面白いことに、中心の円が抱えている恐怖を人に話してみると、よくこんなことがわかります。他の人たちも同じような恐怖や心配を抱えていたんだと。そして、打ち明けたことで、気分がよくなります-話についてきている?」

    乙武洋匡さんの「五体不満足」(講談社、1998.10.20)を読んだ時もびっくりしましたが、この本も同じような感じです。生まれてきたら、精一杯生きようという気にさせてくれます。

    作者 デイヴィッド・ヒル
    1942年 ニュージーランド、ネイピア生まれ
    高校教師、運転手、軍人などの職を経て
    1982年 作家になる
    2005年 マーガレット・マーヒー賞受賞

    (「BOOK」データベースより)amazon
    十五歳の少年ネイサンが語る、親友サイモンとの日々。筋ジストロフィーという病気で車椅子生活を送るサイモンは、強い個性とユーモアでクラスの人気者。しかし、サイモンの病気は死にいたる病。次第に衰えていく親友に対し、さまざまな思いが交錯し戸惑うネイサン。そんなネイサンも、考えなければならない問題や悩みを抱えていた。何があろうと人生はつづいていく。どんなに悲しいことがあっても、生きることはすばらしい。ニュージーランド発の青春小説。

  • 15歳の少年ネイサンが語る親友サイモンとの日々。サイモンは筋ジストロフィーという病気のため車いす生活を送っている。ユーモアがあって毒舌家で頭の切れるサイモンはクラスの人気者。仲間たちとRPGのこと、女の子のことを話し、悩みを抱えたフツウの15歳だったが、サイモンの病気は進行してやがて死を迎える病気で・・・。リアルでやさしくて、とってもおすすめの一冊です。

  • 感動。

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