サ・ヴァ、サ・ヴィアン―目をあけて夢みる者たち…

  • 17人登録
  • 4.00評価
    • (3)
    • (2)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
制作 : Pierre Barouh  あつこ バルー 
  • 求龍堂 (2006年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763006165

サ・ヴァ、サ・ヴィアン―目をあけて夢みる者たち…の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ピエール・バルーの自伝風エッセーを読める幸福。これは今のところ日本人だけに与えられたものだ。なぜなら、この本は、バルーを奥さんのあつこさんがインタビューして、日本語に訳したもので、今のところ日本でしかでてない。

    ピエール・バルーが誰かって、説明は不要というわけではないだろうけど、つまんない説明はしたくない。私が最も尊敬するアーティストとだけ言っておこう。といっても、彼はいわゆる天才型のアーティストではない。技術的にはもうほとんど素人レベルとさえ言ってよい。でも、その存在、その優しさ自体がアートだ。「出合い」のアート。人と人との「触媒」のアートなのだ。

    この本は、バルーのすばらしさが、いっぱい詰まっている。そして、これまでよくわからなかった経緯とか、エピソードとかも。

    個人的に、勇気をもらった一節を引用しておく。
    「犬だって子供だってビスケットをやる時、高くジャンプすることは考えても、背中から落ちることはまるで考えていない。たまに大人でもそんな人間がいて胸が熱くなる。・・・社会にとって、目をあけて夢を見ている人ほど始末に悪い物はない。・・・ギターがバーデン・パウエルみたいに弾けなくても1~2曲の伴奏くらいは誰でもできるだろう。そのできた時の喜びだけが大事で、あとはどうでもいい。どんな凡人でも『私って天才かも』と思う瞬間があるだろう。犬がジャンプしてビスケットに噛みつく瞬間が。あとでぶざまにひっくり返ってもビスケットは腹の中。喜びはもうあなたの胸に刻まれたということ。それこそが芸術家の理想の姿である。世界中の芸術家がジャンプする犬になりたいと実は思っているのだ。でもなれない。ほんの少数の選べれた人しかなれないのだ。」

    さて、この本が日本だけで出版されているのかどうかをチェックするために、フランスのアマゾンをチェックしてみたところ、やっぱりフランスでは出ていなかった。が、なんか新しいCD"daltonien"がでているではないか。これは日本ではみたことないぞ。一体なんなんだ?

  • ブラジル音楽が好きで、バーデン・パウエルが好きになり、さらにピエール・バルーも知りました。「男と女」で有名ですが、リアルタイムではもちろん知らなくて、後々、音楽から知ったのです。
    サンバ・サラヴァが大好きで、映画「サラヴァ」も何度も見直してきたのですが、今、この本を読んでバーデンとの出逢いとか、素敵な話ばかりで、本当に嬉しいです。

  • ピエール・バルーは、大好きなアーティスト&自由人です。フランスのサラヴァ・レコードの主催者です。出演していた映画(「男と女」)の予算がなくなり、スポンサーが全く見つからなくなった時に、お金を投じた話は有名です。なんとか映画が完成して、世界中で大ヒットしました。まるで、ベンチャーキャピタルのようです。あるいは、エンジェル投資家か。サラヴァ・レコードも、力があるけれど、無名なアーティストにスポットを当てています。過去の偉大な芸術家よりも、今の時代を一緒に生きている将来の才能にかけるという想い、共感できます。また、想いは花粉のように「時空を超える」と教えてくれたのもピエール・バルー。彼のサイン本を手に入れて、本当に嬉しいです。奥さんが日本人なのは、ジョン・レノンみたい?【さとう 2007,08/31】

全3件中 1 - 3件を表示

ピエール・バルーの作品

サ・ヴァ、サ・ヴィアン―目をあけて夢みる者たち…はこんな本です

ツイートする