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Amazon.co.jp ・本 (117ページ) / ISBN・EAN: 9784763006332
感想・レビュー・書評
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心を震わせる芸術に偶然出会ったとき、飛び立つような喜びを感じることがある。日常のことがすべて些事であるように思われ、水平な時間軸から外れたような感覚になる。垂直な解放の歓喜といえるかもしれない。そんな歓喜を、東山魁夷の作品からも感じた。
静謐な心象風景的な風景と、深く奥行きのある青色に強く惹きつけられた。
彼の風景画はどれもとても静かで、少しも音がしない。時が止まっているようで、非日常的な美しさがある。その無音を表現している青はとても奥行きがあり、見ていると、青の奥にどんどん入っていくような感覚がある。どこまで入っても底にたどり着かないので、次第に不安になってくる。止まっているのにどこまで行っても届かない沈静と不安。この青は普遍だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了
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【推薦文】
日本や世界を旅し、遍歴を重ねながら、自然や風景を描いた日本画家・東山魁夷。その作品は静かであたたかく、どこか郷愁を感じさせます。作品を「青」「橙」「白」の色によって編集し、作品1つ1つに東山魁夷の文章を添えた、珠玉の画文集となっています。眠れない秋の夜長のおともにいかがでしょうか。
(推薦者:電気電子工学科 B3)
【配架場所】
大岡山: B1F-一般図書 721.9/H -
こんな青は見たことない。深くて、柔らかで、冷たくて、凛として。言葉で語るとどんどん陳腐になってくる。だけど見れば分かります。この青の奥深さ。いつか作品を生で見てみたい。
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夕星
春映
が好きです -
青、橙、白の三部作のひとつです。
少し寂しげで物悲しい風景画です。透明感溢れる青い世界にすぐに引き込まれて見とれてしまいます。初めはその青い美しさに胸が震える感じを覚えましたが、青色には沈静効果があるせいか頁を進めていくうちに、いつのまにか心も落ち着き癒されていました。 -
なかなか良い
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やっぱり東山魁夷さんの「青」はいいなぁ。。。
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とにかくこの人の作品が好きで
思わず手に取った一品。
著者プロフィール
東山魁夷の作品
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