赤い眼

著者 :
  • 求龍堂
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本棚登録 : 24
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763006349

感想・レビュー・書評

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  • 私、妹、母、父、伯父、少年など登場人物は名前を与えられないが強烈な個性で読者に人物像を想像させてしまう。また名を持たないことでとても硬質な世界を構築しているのである。さらに名を持たぬことで孤独で閉鎖的な主人公の境遇や気持ちを表すことができるのだろう。

  • 貧乏な家の長女が一家を支えるのに疲れて家出して、地方に出て失敗して、都会に出て失敗して、結局家に帰ってきたってだけの話が、丸山健二さんの手にかかればクール&メランコリックな美しい世界。

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著者プロフィール

丸山 健二(まるやま けんじ)
1943年長野県生まれ。1964年国立仙台電波高等学校卒。
1966年に第23回文学界新人賞を受賞した小説「夏の流れ」が、1967年に第56回芥川龍之介賞を受賞。23歳0カ月での芥川賞最年少受賞記録は2004年に19歳の綿矢りさが受賞するまで破られなかった。男性作家としては最年少受賞者。
1973年に「雨のドラゴン」が第9回谷崎潤一郎賞候補作、1976年に「火山の歌」が第12回谷崎潤一郎賞候補作、1987年に「月に泣く」が第14回川端康成文学賞候補作となる。しかし全て受賞を辞退。
2013年、丸山健二文学賞創設。2015年丸山健二塾を開始。長野県安曇野に移住し、文壇と一線を画した独自の創作活動を続けている。

丸山健二の作品

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