今、ふたたびの京都: 東山魁夷を訪ね、川端康成に触れる旅

制作 : 平山 三男 
  • 求龍堂
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763006455

感想・レビュー・書評

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  • 東山魁夷の作品集を探していたら、こちらの本があったので購入。
    美しい川端康成の文章と東山魁夷の絵に、ほーっという声にならない感嘆に似た溜息が何度も出てしまう。
    行ったことがある場所は記憶の中にまた彩りがなされて、行ったことがない場所は四季折々の京都を味わうことができて訪れたい場所となる。
    青や緑のなじみのある絵だけでなく、赤や金色など鮮やかな色合いの風景も素晴らしい。
    途中関連地図や解説で、旅に一層出たくなる気分。

    『京都の自然、風景があつて、東山さんを待つてゐて、そのめぐりあひが絵を産んだとも言へる。』という言葉を東山魁夷私感で川端康成が述べている。
    病室へ東山夫妻が絵を持ってお見舞いをされたというエピソード、両者の関係性にこちらも癒される。

  • 美の巨人たちをみて。
    この本を持って京都に東山魁夷をめぐる旅をしたい。

  • 京洛四季連作館藏處多為長野県信濃美術館・東山魁夷館、山種(期待冬天的特別展)與川端康成紀念會(DONE)。東山的作品在印刷上依然秀逸,沒想到原來京洛四季是這麼龐大的作品群,希望將來有一天可以看到東山魁夷館的真跡。只是川端的作品取擷並陳,立意雖佳,但文字的剪輯礙於小說天生的性格,反而有些雞肋之處。

  • 京都,行きたくなること,うけあいです

  • 京都は今描いといていただかないとなくなります。
    京都のあるうちに描いておいて下さい。
    書き残さないと消えてしまう。

    と、川端康成は東山魁夷に言った。

    東山魁夷が描いた「京洛四季」は奇跡の一瞬を捕らえ、
    日本画に再現させた。

    京都を舞台にした川端康成の作品に、東山魁夷の「京洛四季」の絵。
    国内史上最強のコラボレーションだと思う。

    奇跡の一瞬は今、虹のようにだんだん京都から消えつつある。

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著者プロフィール

1908年横浜に生まれる。31年東京美術学校(現・東京芸術大学)日本画科卒業。33-35年ドイツ留学。69年文化勲章受章。74年日展理事長。75年唐招提寺御影堂障壁画「山雲・濤声」82年唐招提寺全障壁画完成。99年死去(90歳)。

「2022年 『東山魁夷アートカレンダー 2023年版 <大判>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

東山魁夷の作品

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