熊田千佳慕の言葉―私は虫である (「生きる言葉」シリーズ)

著者 :
  • 求龍堂
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  • 本棚登録 :57
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763010056

作品紹介・あらすじ

命が生まれてきた根はみんな一緒。どんな命も、愛するからこそ美しいと思うんです。98歳まで現役で、虫や花を愛し描き続けた細密画家。"プチ・ファーブル"と呼ばれた著者が遺した未発表「語録ノート」を中心に、珠玉のメッセージを多数掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 響く言葉がたくさん、というよりほとんどの言葉が深く、強く、はっきりと、そして静かに心に響く。病からあとどれくらい生きられるか不安に思わない自分にとっては、ずっと手元に置いておきたくなるような内容の本。あえていくつか選ぶと、
    「楽しい時に笑って笑って、幸せをたくさん貯めておきましょう」
    「過ぎ去ったことは置いておかないと、先へ進めない」
    「小川に流れる木の葉みたいに、流れて生きる。他力で活かされていると思うと楽ですよ」
    「僕の生涯は(中略)やがては大海に流れ着くのでしょう」
    悩んだり、苦しいと思った時にはこれらの言葉を思い出そう。とても勇気づけられた。

  • 心も身体も身動きがとれなくなった時に読む本。

    いろんな柵とか窮屈なものから解放して、心を穏やかにしてくれる本。

    私に深呼吸することを思い出させてくれる本。

  • こんな風に充実を感じながら生きることができれば、と憧れる視点と境地。
    熊田さんの言葉には、時々本当にハッとさせられます。
    絵が素晴らしい。生命力に満ちてる。

  • この本に、絵に、出会えてよかった。
    数年前まで、私は執念深い読者だった。一人の作家を気に入れば、その作家の本は一冊と欠かさず読み尽くすまで気が済まなかった。

    しかし、ここ数年、根気が鈍っていた。気に入った作家の作品も、途中で投げ出してしまう。本屋に新刊が並んでもドキドキしない。機械的に買い、読んで、そのまま本棚に投げ込む。
    つまらない。

    だが、つまらない日々も今日までだ。
    熊田千佳慕には、この人の絵と人生には、飽きることはないだろう。

  • 持ち歩いてます。特に元気がないとき。

  • 花も鳥も獣も、風も雲も雨も、蚤も虱も虫もヒトも、この地球の上で同じように在る。そのことをこんなふうに「絵」と「言葉」で表現できる人がいた。まるで、まどみちおさんの詩のような「絵」を描く人だ。2010/8/1

  • あの細密画は圧倒されるばかりだ。
    地面に腹ばいになって、じっと観察する。そこで絵は描かない。観察するだけ・・・。

    そして「小さい人たちのために仕事をするためには体だけでもピュアにしておこうと思って酒もたばこもやらない」

    清貧の生活でも、消しゴムを使わないほどに真剣に絵を描く。影をかかないのは、絵が充実していれば観る人が影を感じるから・・・

    心の目、心の耳、心の口ですべてを感じ、愛する人。

    無垢な心で、画業(生きる)ことを貫いたからこそ見えてくるものがある。神様はそんな人に恩寵を与える。

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