白のままでは生きられない―志村ふくみの言葉 (生きる言葉シリーズ)

著者 :
  • 求龍堂
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763010070

感想・レビュー・書評

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  • 染織の仕事をしている人の思いが伝わってくる。

    白黒の写真が、言葉の背景となっている。
    「手のなかに思考が宿るといってもいい。」
    手に職のある人の言葉として重みがある。

    とても素敵な詩集なので、できれば、文字の形(フォント)を詩に合わせたものにするとよいかも。
    あるいは、手書きの書で綴ってあれば、もっと心に届いたかもしれない。

    文字形を変えたもの、手書きの書の版を作るのであれば、企画案を作ってみたい。

  • 志村ふくみさんの言葉は、
    いつも澄んでいて、厳しく、強く、美しい。

    そのエッセンスがぎゅっと
    まとまった一冊。

    なんども開いては、心にエネルギーを
    チャージできる。

  • 図書館にて発見してすぐに読む。

    職人さんの言葉。自分の仕事に誇りを持っている方の言葉。
    "手の中に思考が宿るといってもいい。"
    一つ一つの言葉を1頁まるまる使って表している。
    素敵な言葉がばーんと胸に届く。図書館で読んだのでささーっと最後まで行きましたが、じっくりじっくり読み直したい。

    そしてこの方の作ったものを直で見られたらなあと思います。

  • 図書館で。簡潔で力強い言葉。とても心に残る。

著者プロフィール

1924年滋賀県近江八幡生まれ。55年植物染料による染色を始め、57年第四回日本伝統工芸展に初出品で入選。83年『一色一生』で大佛次郎賞受賞。86年紫綬褒章受賞。90年国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。93年『語りかける花』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書に『色を奏でる』『小裂帖』『ちよう、はたり』『つむぎおり』など。

「2018年 『遺言 対談と往復書簡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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