堀文子の言葉 ひとりで生きる (「生きる言葉」シリーズ)

著者 :
  • 求龍堂
4.10
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本棚登録 : 117
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763010094

作品紹介・あらすじ

自然の命を描き続ける日本画家・堀文子。自由であるために、真剣に孤独と向き合う姿、凛々しくも洒脱味溢れる言葉が、私たちの心の奥に眠っている勇気の種に火をつける。

感想・レビュー・書評

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  • 言う事も生き方もすごい。男以上に男前すぎるおばあちゃん!!70歳で単身イタリアとか77歳でアマゾンに旅とかどうなってるんだ。
    元々この方の描く日本画が素敵だなと思ってたけど、そういう力強い感受性豊かな方が枯れゆく向日葵に感動したりしつつ、あんな繊細な絵を描くんだって知って、ますます惹かれます。
    画集欲しいかも。。。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「男前すぎるおばあちゃん!!」
      私も感服しています。
      「男前すぎるおばあちゃん!!」
      私も感服しています。
      2014/04/02
    • yukicoffeeさん
      いくつになってもそういうチャレンジ精神っていいですね。あまり家族に心配かけ内程度に。笑
      いくつになってもそういうチャレンジ精神っていいですね。あまり家族に心配かけ内程度に。笑
      2014/04/05
  • 堀文子さんの詩のような言葉

    感性が、死の間際まで衰えないと確信できたこの記憶は、病のお蔭だった。31

    素直に、嘘をつかず、正直に、一心不乱にいきていればいいのだと思いました。38

    嘘をついたり、ごまかしたり、飾ったりしていると、自分の身体のなかに自然があることがわからなくなってしまう。細胞もおかしくなるに違いない。嘘をつくと嘘の電流が体のなかに流れるんだと思います。39

    息の絶えるまで感動していたい。47

    現状を維持していれば無事平穏ですが、新鮮な感動からは見捨てられるだけです。50

    私は岐路に立たされたときはからなず、未知で困難な方をえらぶようにしています。52

    阿部なを
    幸田文
    土門拳

    本当にやりたかったことは忘れずにあきらめないでいれば、何十年と月日が過ぎても、不思議とチャンスがやってくるんです。いくつになっても、誰にでも、あきらめなければそのチャンスはきます。86

    停滞し驚きを失っていく自分をすてるため、私は度々居を変えた。94

    感じるということには差別がない。これを描いてはいけないとか、ここに青い色を塗ってはいけないとか、他人からとやかく言われることなく、絵は自分の思う通りに描けるとの判断からである。121


    ただ黙って、手を合わせるような心で、花は観るものである。161

    死は、人間に課せられた一度きりの初体験であり、誰の真似もできず、誰の助けを借りることもできない。私がこれからどのような過程で死を迎えるのか、私は私の成り行きを眺めるつもりである。187

  • 九十五歳の日本画家、堀文子さんの
    珠玉の言葉が集められている。

    いつも自分に厳しく、向き合うこと。
    ここまでの仕事をされてきた人だから
    言える言葉ではあるのだけれど、
    まだ何もことを為していないワタシにも
    言葉をあてはめて生きるチカラをくれる一冊。

    「自分の生来もっている本能を
    もっと大事にしなければいけません」

    孤独と向き合い、覚悟を決めて、
    行く道を見定めて、突き進む著者の志の高さ、
    強さに、ひと言、ひと言、胸撃たれる想い。

    五十歳「なら」、まったく別の専門家になれるくらいの
    体力と判断力もある。だから迷ったり、気を散らすことは許されぬと考えて、新しい暮らしに踏み切った、と
    いう著者の言葉には、強く背中を押される気持ちに
    なった。

    心弱ったときは、何度も開いて読み返したい。

  • いまの心情にピッタリくる。
    しかし、作者と違って私のなんて世間知らずで甘ったれなことかと思う。
    人生は波乱万丈かと思ったが、案外たいしたことないのかもなあとも思う。

  • ときにユーモアを含んだことばたちは、じんわりと、ずっしりと心に響く。
    また是非読み返したい。

    枯れたひまわりにみた、死とは解脱、新たな生命の誕生。これが私は印象的だった。

  • 「みんなひとりが寂しいといいますが、人といれば本当に寂しくないのかしら?」

    …いいえ、寂しいです。

    「自由は、命懸けのこと。」
    「息の絶えるまで感動していたい。」

    …堀さんのように、自分の感受性を心から信じて、生きてみたい。

  • 堀文子は、『ホルトの木の下で』がよかったなーという印象がのこっていて、久しぶりに書架で名前が目について借りてみる。これは、これまでに出た堀の本や、新聞、雑誌のインタビュー記事などから採録された「言葉」集だった。

    長いもの、短いもの、いろいろ採られているなかで、私のこころにのこった一文。

    ▼身体が衰えてきますと、誰でもが何もできない諦めの老人と思うでしょう。けれども、私は知らなかったことが日に日に増えてきます。いままで「知っている」と思っていたことが、本当は「知らなかった」と。それが、だんだんわかってくるのです。(p.25)

    巻末には、土門拳が、31歳の堀文子を撮った写真が載っている。「土門拳さんは、私の一生のあいだに強烈な印象を残した方の筆頭です。」(p.58)に始まる一文も、収録されている。

    (1/24了)

  • すっくと立っている大先輩の言葉は、欠片すらもぴかっと光って、くっきりしている。こんな輝きを得るために、どんな道を歩んできたのか。私はどんな道を歩めば、こんな輝きを得られるのか。

  • 人生の先輩。何かを達観しているような方の言葉は、重みがあるのにさらりとしている。

    自由とは命懸け

    それだけ、その自由を得ることに夢中になり真剣に向きあわなければいけないのかもしれない。

    私が凄いと思った言葉が、阿部なを先生の「死ぬまでに体の悪い所はなおしておかないと」だ。

    その潔さ、生に対する原動力、目的、時間配分。

    無駄な、ぼんやりしている時間なんて無さそうだ。

    いやいや、凄い方達がいるものだ。

  • 堀さんの凛とした生き方が眩しい。女性として、人としても、とても輝いて見える。

    90歳を過ぎてもなお、人として1ミリでも上昇したいだなんて、恐れ入る。堀さんからすればまだまだ小娘の私は、現状に甘えず、もっともっと上昇しないと。いえ、私自身ももっと上昇したいと思うのです。

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