上村松園全随筆集 青眉抄・青眉抄その後

著者 :
  • 求龍堂
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本棚登録 : 34
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763010278

感想・レビュー・書評

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  • 美人画でいいなと思う絵がことごとく上村松園だったので、わたしはこの人の描く絵がとにかく好きなのだと思う。凛とした品のある女性の姿。描く上で画家が何を考えていたのか、どう努力してきたのか、本人の言葉で語られる。文章を集めたものなので重複も多いけど、ほとんどぶれがない。能楽について語られる内容が多くて意外だったけど、題材をみれば自明なことかもしれない。

  • 青空文庫で読んでいた松園の随筆だがまとめて読むとかなりボリュームがある。花鳥風月や季節の移ろいを描写した鏑木清方の随筆と比べると松園先生は最初から最後まで本当に絵の話しかしておらず「この人、本当に絵が好きで好きでたまらなかったのだな〜」と沁みた。息子たちと中国に旅行していたのは知りませんでした。「普段は夜は絵を描かないが夜絵を描いて浸り切るのがたまらなく幸せ」というのは、松園先生に爪の先ほども及ばないアマチュアの私も共感しました。生意気にすみません。かなり気の強く意志が強い女性だったのだなあと思いました。

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