- Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763011435
感想・レビュー・書評
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口紅を塗るという そのときめきを
大切にしたいと思えた 、
歳をとっても、女の子のままでいたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひとの、くちべにと共に生きる一生を、女性の一生を。
自分の今まで生きてきた人生とお母さんと、おばあちゃんに重ね合わせてみらいを見ることが出来て涙が最後に溢れてきた。みじかい話なのに。
ひちぶんいちぶんが、じんわりとひろがる。
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こんなに本を愛しいと思ったことはありませんでした。手元に置いて読むたびに、女であることの悦びを感じさせてくれる本です。素晴らしい!
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短い文章だけど、書き留めておきたい言葉がたくさんあった。化粧をすること、もっと大事にしなきゃ。
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さくっと読めるボリューム感。口紅にはその歳のドラマがある。憧れや、背伸びや、強がりや、励まし。口紅ひとつで気持ちが変わるからとても不思議で、わたしは1番好きだ。口紅に負けない自分でいたい。
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口紅って滅多に塗らないけど、ほしくなった。
子供のころ、私もたしかに鏡台に座る母が知らない誰かに見えていた。少し怖くて、少し羨ましかった。
しわくちゃの祖母に、口紅を塗ってあげたとき、綺麗だと思った。
今年の誕生日、夫に口紅をねだってみようかな。 -
1、 6歳 2、 12歳 3、 18歳 4、 29歳 5、 38歳 6、 47歳 7、 65歳 8、 79歳 9、 ちいさなドラマ
これら9篇が収録されていて全編口紅にまつわる短篇集です。
活字も大きく、一篇一篇が短いですが、内容が濃く読み応えがあります。
それぞれの短編を読みながら、すぐに脳内映像が現れ、まるでドラマを見ている様な気持ちにさせられました。 -
なんだか胸がきゅんとなる本でした。写真があって文章があっての本。紅をさす、とはいうけれど、太古から女と口紅は切っても切れない関係なんだろうなとふと思い。私も毎日死に化粧にならぬよう、ちゃんと塗ろう……