- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763011473
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパ、日本、江戸から現代まで、描かれた猫たち約700匹。生態から歴史まで猫うんちく満載コラム「猫が人間とともに歩んだ道」。画家たちの猫まみれ人生が嬉しい「猫がらみ、作家・作品解説」。
感想・レビュー・書評
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猫の美術品の作品集ですね。
著者は招き猫亭 小銀 とありますが、本名は不明です。
猫好きにはかなり有名な方のようで、「世の猫派、猫キチは浜の真砂ほども存在するだろうけれど、こと猫美術ー猫アートの作品の収集にかけては覆面の収集家小銀さんと夫のさぶちゃんの右に出る者はあるまい。」との林紀一郎さんの紹介にあるようにかなりの作品が収録されています。
美術館に貸し出しをされていて、「猫まみれ展」を開催された図録をもとに、加筆修正、
新たなコレクションを加え、書籍として再構成されたものだそうです。
とにかく、凄いですね。作品の作家の数も、作品数も桁違いです。個人のレベルを越えています。
美術館並みに揃えられていて、丁寧な案内で時代を感じながら閲覧出来ます。
解説や、歴史、作家案内、作品の紹介も至れり尽くせりで猫博士ですね。
出来れば「猫まみれ展」を我が町にもお招き出来れば、歓喜に沸き返る事は間違いないですね。
ともあれ、この書籍は凄いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時代は猫ブームらしいですが個人的には生まれついての猫好き。そういったわけでこの本はどストライクで一気に読んでしまいました。どの作品も可愛らしく手元に置いておきたい本です!
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尾道市美の猫まみれ展に行ってきて、もう少し招き猫亭コレクションを見てみたいと思い借りてきました。
「好きか嫌いか」の基準で集められた猫作品の数々、それにしても色々な表現があるなと感心します。 -
画集。
巻末に猫と人の歴史が載っている。 -
猫好きご夫婦が集めた絵画のコレクション。こういうのは他にもあるけれど、現代のアートもあっておしゃれで個性的です。描かれた猫は必ずしもかわいくないが。歴史上で猫が「かわいい」とアートされたのは19世紀だけかもしれない(個人的意見)。巻末の猫の歴史もなかなか秀逸で、猫好きにお勧め。