キャット・ア-ト: 名画に描かれた猫

  • 求龍堂
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本棚登録 : 159
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763012173

作品紹介・あらすじ

名画の登場人物をすべて猫にした画集。

感想・レビュー・書評

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  • 名画を見事に猫ヴァージョンにした力作集。キャンバスの大きさで描いたということだが、それだけの細かさがちゃんとある。無茶苦茶面白い。猫美術評論家の解説も秀逸。なんとなく絵画の歴史も分かっちゃう。どれがいいって?どれもいいよ。お見事。

  • 猫の絵画評論家キティーフィールド氏が、
    ピキャット(ピカソ)・マグニャット(マグリット)・ニャビンチ(ダ・ヴィンチ)
    ニャッホ(ゴッホ)・ネコアール(ルノアール)といった具合に、
    猫の画家が描いたとされる、歴史上の著名な作品を紹介してくれています。

    彼はこの本を、猫たちの同居人である人間に紹介できることを、
    たいへん光栄に思っているとのこと。
    そして、人間がいつか我々(猫)のように進化して、
    のどをゴロゴロ鳴らして喜ぶことができる日を待ち望んでいるそうです。(笑)

    絵画について、教科書で見たことがあるくらいの知識しかない私ですが、
    参照をたよりに「この絵の原画は?」と調べているうちに、本物を見たくなりました。
    「ニャにをおっしゃる!本物はこっちだニャ~」とキティーフィールドに言われてしまいそうですが…(笑)。

    パロディーと言いたくないくらい、
    ユーモアあふれる、かわいらしい芸術作品でした。

    • あいさん
      こんばんは(^-^)/

      うさちゃん!読んでくれたんだね〜♪
      この感動を分かち合えて嬉しいよヽ(*´∀`)人(´∀`*)ノ

      ど...
      こんばんは(^-^)/

      うさちゃん!読んでくれたんだね〜♪
      この感動を分かち合えて嬉しいよヽ(*´∀`)人(´∀`*)ノ

      どの作品も可愛くて時には本物より好きになりそうでした(*≧艸≦)

      読書メーターの方にも感想を書いたら作者の方からコメントをいただきもう興奮状態でした!
      感想のお礼が書いてあり、なんと立派な方なんだろうと思ったよ。

      他の作品は購入して読んでみようと思っているよ。
      その時はまたうさちゃんに紹介するね(^o^)v
      2016/08/30
    • あいさん
      うさちゃん、コレは私が読んだのとは違う本だったんだね(〃∀〃)ゞ
      興奮して間違えた。
      この本もいつか必ず読むね〜♪
      うさちゃん、コレは私が読んだのとは違う本だったんだね(〃∀〃)ゞ
      興奮して間違えた。
      この本もいつか必ず読むね〜♪
      2016/08/30
    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんにちは~♪
      コメントありがと~!うれしい~^^

      なんだか混乱させてしまったみたいで、ごめんね~。
      せっかく喜んでく...
      けいちゃん、こんにちは~♪
      コメントありがと~!うれしい~^^

      なんだか混乱させてしまったみたいで、ごめんね~。
      せっかく喜んでくれたのに~(>_<)

      そうなの~。私がけいちゃんの本棚で大興奮しちゃったあの本を探してた時に見つけた本なの。
      この作品も可愛かったよ~。
      けいちゃんの、本物より好きになりそうって気持ちわかる~。
      もうね、毛の一本一本まで緻密で、表情豊かでまさに芸術。

      キャー!作者の方がコメントしてくださったの?
      すごい、それはもう嬉しいなんてもんじゃないね~!
      あぁ、私まで興奮しちゃう。
      以前から作家さんがこういったサイトを読まれることもあるのかなぁって思ってたけど…。
      それだけけいちゃんのレビューが作家さんの心に響いたんだね。
      ほんとに嬉しいね~(*^-^*)

      あ~早くあの猫ちゃん達と一緒に、モニャリザを鑑賞したい。(後頭部好き・笑)
      また感動を分かち合おうね~♪
      2016/09/01
  • 米ユタ州在住の日本人イラストレーターさんの作品
    絵のコメントは猫の評論家ウィスカー・キティフィールド(ウィスカーは猫のひげ・キティは猫・フィールドは名前っぽくするためにつけた)
    この評論家が人間と犬に対して辛辣コメントwww
    原画を載せたかったが規約に妨げられて掲載残念したが
    原題名は巻末に記載されていて
    スマホ片手に原画検索して観るのも楽しかったです
    ( ΦωΦ )♪

    【私的に面白かった絵】
    018『若い猫』アルブレヒト・ニャーラー
    『若い兎』アルブレヒト・デューラー
    025『ガブリエル・ニャストレスとその姉妹』
    『ガブリエル・デストレスとその姉妹
    ビヤール公爵夫人とみなされる肖像』
    057『イークベさんこんにちは』
    ギュスターヴ・イークベ
    『クールベさんこんにちは』
    ギュスターヴ・クールベ
    の解説「・・・、そろそろイークベ」
    しょーもなっ!!!バシッΣヾ(>ω<笑
    20世紀美術

  • ■[読書メモ] 表紙に釘付け! もしも名画の登場人物が猫になったら…『キャット・アート―名画に描かれた猫』/シュー・ヤマモト
    http://nishi248.blog60.fc2.com/blog-entry-1058.html

    本屋さんで、本物のフェルメールの本の隣に並んで置かれていた、この本。
    表紙に釘付け。かわいすぎる!
    表紙に一目惚れして、思わず買っちゃいました。…すみません図書館で借りました。

    シュー・ヤマモトさんというイラストレーターの方が描いた、猫の画集。
    といっても、ただの猫の画集ではないんです。
    表紙の「真珠の耳飾りの少女」ように、世界の名画の登場人物が、すべて猫に置き換わっているんです。なんと斬新な!

    ただ置き換えるだけではなく、うまい具合にアレンジされているところが見所です。
    著者名も、フェルメールが「フェルネーコ」、ダビンチが「ニャビンチ」になっていたり。
    猫美術評論家による、画に添えられたコメントも、ユーモラスで楽しいです。

    私はあまり絵画には詳しくないのですが、知っている画が出てくると、思わずにニヤっとしてしまいます。
    ミュシャの画なんて、猫にぴったり。
    モンドリアンの「赤黄青のコンポジション」の猫バージョンなんて、最高ですね!

    一人の方が、これだけ個性的な数々の絵画を描き分けられるというのは、驚きです。

    猫バージョンの画の横に、原画の写真や作者名が一切添えられていないのも、いいですね。
    読者が持つ(私の場合は数少ない)美術の知識をかき立てられます。
    巻末の「参照画作品リスト」を参考に、Web で検索して原画と比較してみるのも面白そうです。

  •  今日ではこの種のアートは誰もが当り前のように受け容れ、大したショックも受けずに気楽に好き嫌いを言うのが当り前のようになっている。
     ところが団塊の世代に属す著者の国籍はカナダで、現在はアメリカ在住との由。
     20代のいちばん苦しい修業時代のころの日本には、まだこの種のアートを受け容れる余裕はなかったことを考えれば、それが氏の国を去る理由の一つとなったのであろうことは同世代の人間には容易に想像がつく。
     とはいえ、本書はそんな暗さは微塵も感じさせることなく、各時代・地域の人間が誇る代表的な絵画をダシにして、ひたすら人間を見下す猫の言い分を称揚してやまないところは、まことにお見事というしかない。ひたすら敬服した次第である。

  • 絵画をパロディするとは!!どのニャンコも可愛い(*≧∀≦*)

  • 有名な絵画をネコでデフォルメ&オマージュした作品集。
    ルーベンス→ニャーベンスなど、名前やタイトルもネコっぽくなっているので、作品のタイトルと作者を知らないと、あー本当の名前はなんだっけ!?となる。

    世界でいちばん素敵な西洋美術の教室を読んでから読むと基礎知識が入って分かりやすい。
    眺めるだけで癒されるけど、ユーモアを理解するのにはちょっと知識がいるかも。

  •  元ネタはどんな絵だっけ?と考えながら見た。あぁ、あれだ!と、けっこうすぐにピンとくるものも多く、おもしろかった。

  • 原画を知らないとどこが変わったか分からない。
    もちろん書籍やネットで参照して分析するのも楽しいが、あるとより興味が深まると思った。

    著書としては、すべて猫仕様になっていて面白かった。
    吹き出しや説明文も面白いので、一字一句読んでほしい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「すべて猫仕様になっていて」
      色々なタッチを上手く描いているのがオドロキでした(チラっと立ち読みしただけですが)。
      「すべて猫仕様になっていて」
      色々なタッチを上手く描いているのがオドロキでした(チラっと立ち読みしただけですが)。
      2013/01/17
  • 本当に描くことが楽しくて、好きなんだろうなーと猫好きの想いと共にびしびしきました。
    現代まで、古今東西の有名絵画を猫バージョンで描き上げ、猫の美術評論家が案内をするパロディ。原画を知るとよりテンションが上がります。犬に対してのコメントもまた。
    パロディ画のクオリティも言うまでもなく、隅々まで楽しませていただきました。気分もちょっと贅沢な感じ。

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