石田徹也ノート

著者 :
  • 求龍堂
4.33
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本棚登録 : 85
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763013071

作品紹介・あらすじ

独自なスタイル「他人の自画像」までの道のり、画家生活の苦悩、発想の源、ユーモア、夢が一杯詰まった石田ワールドの道案内。

感想・レビュー・書評

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  • 以前、遺作集を見たことがあって、なんともいたたまれない気持ちなったのですが、これはご本人の構想ノートも掲載されていて、石田氏の人となりやメッセージが少しわかりました。
    好きか嫌いかで問われれば、大好きな作品ばかり。明るい気持ちにはなれないかもしれませんが、痛みを見ることで癒される何かがあるのかもしれません。

  • 石田さんの描く絵がどのように変化していったのかが分かって、よかった。見ていると、展覧会に行きたくなってしまう。代表作といわれている絵よりも、後期の、イメージにより重点を置いて描かれた奥行きのある絵の方が好き。なので早逝が本当に惜しまれる。全作品集も、高価だけどそのうち入手したいなあ。

  • 「日曜美術館」で取り上げられ、美術展を足利市美術館を皮切りに巡回中である画家石田徹也の作品集。
     死後に残されたノートからアイディアメモや文章を抜き出し、完成された作品と並べる。
     「石田徹也全作品集」で見ているはずだけれど、大きな版でみると新鮮ですね。「日曜美術館」でもとりあげていた夢日記とその作品化も面白いです。

  • 2014.11.04

  • (書きかけです)

    石田徹也の絵をはじめてみたのは、TVでだった。
    「飛べなくなった人」という作品に衝撃を受けた。
    心が痛かった。

    TV番組の中で、彼の作品に心を動かされる人がいる。その人たちの語る言葉は、私の痛みとは微妙に違うけれども私はとても心が安心する気がした。
    共感する仲間が世界にいる。

    彼は平成17年(2005)に亡くなっている。
    私が彼を知ったのは平成23年(2013)。
    だから、過去の作品を目にしていることになる。
    彼の作品を観て感じた痛みは私にとって過去の痛みだった。私は彼より2歳年上。でも今はもう過去の痛みだ。彼が生きていたら今どんな絵を描いていただろう。

  • 入賞した学生時代から亡くなる年まで、石田徹也氏の作品の変化を年を追って楽しめる作品集&構想ノート集。初期イメージ図やメモなど、1枚の絵を完成させるまでの過程も収録され、石田氏の頭の中を垣間見れる充実の内容になっている。

    最初作品を見た時はとんでもない絵を見てしまったという感想だった。直視してはいけないような、全身がぞわっとするような、でもヒトゴトではないような、作者に対しては特に孤独感や悲壮感といったネガティブな印象を持っていた。しかし本書を読むと、石田氏が絵に込めた社会への前向きなメッセージを知ることとなり、絵に対する印象が和らいだ。
    本書を手に取ることで、マイナスのイメージを払拭できて良かった。

  • 300307121  723.1-イシ

  • 作品の印象だと、生きてるのが辛くて仕方ない人だと思ってたけど、アイディアスケッチなどをみると、辛いことを笑い飛ばす強さを持った人(正確には作品によって笑い飛ばすことができる人)なのだとわかった。
    ▼作品に対する作者のコメント
    「 僕の求めているのは、悩んでいる自分をみせびらかすことではなく、それを笑いとばす、ユーモアのようなものなのだ。ナンセンスへと近づくことだ。他人の中にある自分という存在を意識すれば、自分自身によって計られた重さは、意味がなくなる。
    そうだ、僕は他人にとって、10万人や20万人といった他数の中の一人でしかないのだ!
    そのことに、落たんするのではなく、軽さを感じることは。それがユーモアだ。」

  • 石田徹也は現代の若者の閉塞感を象徴するようなシュールレアリスティックな絵で注目を集めた。
    2005年、31歳の若さで踏切事故で亡くなっているが、近年ますます人気が高まっている。本書はその夭逝の画家が残したノートやスケッチブックと完成品の絵を並べて、発想の源を探ろうとしたもの。

    OPACへ⇒https://www.opac.lib.tmu.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB02198629&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • わたしにはどの作品にも石田氏の孤独感が深く表現されているように感じました。 強く印象に残った作品は『だんご虫の睡眠』、『飛べなくなった人』、『燃料補給のような食事』(この作品は特に若い世代の食生活の質の低下に警鐘を鳴らしているとも思えました。)、『捜索』、№95『無題』(大槻ケンヂ『猫を背負って町を出ろ!』の表紙原画で質感がなんとも言えずシュール)です。作風の変化がよくわかります。 わたしは2000年ころまでの作品が気に入りました。

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