風を見たかい?

著者 : 丸山健二
  • 求龍堂 (2013年2月1日発売)
3.09
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763013095

作品紹介

気随気侭な「風人間」としてさすらう泥棒の青年が、憂き世を吹き抜けるさまざまな風と共に一瞬を輝き、現代人が喪失した純なる自由を復活させる十編。丸山健二の言霊が弾ける、書き下ろし短編連作集。

風を見たかい?の感想・レビュー・書評

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  • 自由に生きる「風人間」。人が全く自由に生きることは可能であるのか。それでも、自由とは何であるのかを考え続けたいのだ。善悪を超えたところで、自由に生きるということを考えたい。「川風に流されて」で、いやに俗に流れてしまったのだな、と思ったけれども、それもまた人間ということなのだろう。
    最後の一文、一ページと少しにわたって書かれた最後の一文は、最高に美しかった。

  • 作者が一体どんな意図を持って書いたのかは知れないが、今まで読んだ数少ない詩的な作品のいずれにも似ない作品であることは間違いない。文体も見慣れず、(言い方は悪いが)よくある読み易さを意図した跡も全く見えない。極め付けに、その断片的過ぎるテーマのお陰で、最初の数章を読んだ時は大枠の掴みも出来たものではないと思った。

    だが、サラサラと字を追いかけるうちに語り口そのものが自分の心を解きほぐすような感覚を覚え、頭の中で内容の想像がし易くなった。現代人が忘れた(?)自由感覚を取り戻させるという謳い文句はあながち誇張ではなく、理想的とは言えないまでも、電車などの空いた時間に読むものとしては良い意味で非常にライトだと思えた。

    ある種の休憩には(皮肉ではなく)もってこいだと言えるし、途中に点在する心情描写(≠情景描写)は素晴らしいの一言である。作者の経歴を眺めただけでも新しい文学の体系を予感せずにはいられないものであった。

    スタイルが自分にとって慣れないものであったことと、偏りのある書き方の分、星は3つ減らした。

  • つまらなかった。途中で断念・・・

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